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自動車塗装 フィット フロントバンパーFRP修理

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コチラのフィットのフロントバンパーの修理です。

 

このバンパーは、カドが欠落しているんですが、オーナー様の希望で

修理することになりました。

 

FRPの修理を頼んだことがある人なら分かると思うんですが、

店の人は、この割れた部分(取れた部分)の欠片があるかどうかを聞いてきます。

実は直す側にしてみたら、この欠片があるかどうかが重要で、

特に今回のようなカドがない場合、ココを最初から作るのか、

欠片を使って、作るのかでは手間が全く違うんです。

なのでもし当てて割ってしまった場合は、欠片を持ってきてもらえれば

値段も少し安くなるので、拾っておいて下さいね。

 

では、出来るだけ原型に近いように修復していきます。

 

FRPのキズ・割れ

バンパーを当てた場合、そのダメージは各所に伝わるんですが

PPやウレタン製のバンパーは、弾力があるので凹んだり、撓んだりします。

 

ところがFRP製というのは、いわゆる強化プラスチックなので、当たれば割れます。

それも、ダメージ部分(当たったところ)だけでは済みません。

留め部分(ビス・リベットなど)はもちろん、デザイン的に薄い部分や、とにかくカドが割れます。

 

このバンパーも、結構割れていたので、一緒に修理していきます。

 

下準備(ダメージ部分の研磨)

 

FPR製のバンパーを修理する手順として、まずダメージ部分の研磨をします。

これは、旧塗膜を剥離してガラスマットを付けやすくするために行います。

ここらはPPバンパーなどと一緒の工程です。

 

#240で、フェザーエッジを作ります。

ここで、表面に付いていた旧塗膜をはがしてキレイにしておきます。

他の割れてる箇所も同様に研ぎ、エアブローをして下準備終了です。

 

FRP貼り付け

ガラスマットを必要な形に切り、仮に貼り付けていきます。

ガラスマットの端からFRPを塗っていき、大体のカタチを見ながら

2枚目を重ね、FRPを塗っていきます。

 

1回目は2枚重ねでおわり。

乾燥させます。

乾燥方法ですけど、昔、早く乾かしたくてヒーターに当てて焦げたことがあります。

実は今回も、離して炙れば大丈夫やろと思い、ヒーターに当てたんですが

1分もしないうちに煙が出てきました。

横着したらダメですね。

天日干しをします。

 

研磨・パテ付け

ガラスマットを薄めに付けて、パテで形を作る計画なので

カタチがおおまかに整った時点で、パテを付けていきます。

 

ラインがあるので、よく確認しながら作成します。

パテを厚めに盛ったつもりでも、カドや端などが薄くなって

スアナが出ている場合があるので、ガイドコートでよく確認をして、

パテ研磨終了です。

 

サフ塗装

厚盛りをして、サフでも多少カタチを整えれるようにします。

 

若干、スアナとパテの段差があったので、乾燥後に削ってサフを再塗装。

乾燥後、再度クラックとスアナの確認をして、サフの研磨。

ライン・幅など、これでいけるかどうか最終チェックをして、

サフ作業終了です。

 

 

ベース塗装

今回は、台に置かずに引っ掛けて塗りました。

特に何が変わるわけでもないですけどね。

 

台をマスキングした後、脱脂・エアブローをして

下準備完成です。

・・・ここまで長かったですが、ようやく塗装することが出来ます・・。(*´Д`)

 

 

ベース1回目。

シンナー希釈は70%。少し濃いめで塗っていきます。

トマリはいい感じです。

 

2回目。

ウエットに乗せていきます。

FRPを塗るときに、不具合(ピンホール・クラックの浮き)が出るのは

経験上2回目に起こることが多いので、エアブローをしながらよく確認します。

 

ここでの手抜きは、仕上がりに大きき影響します。

ピンホールくらいなら埋めることもできますが、クラックの場合は

パテやFRPからやり直しなので、慎重にチェックします。

問題がないことを確認して3回目を乗せ、

シンナー希釈した後、ムラ取りを行います。

 

クリヤー塗装

1回目。

いつもの軽く乗せる塗り方ではなく、セミウエットで塗装。

ここで、数か所に修復した所とは別の所にスアナが出ました。

クリヤーを1滴乗せ、穴を埋めます。

その他、大きなブツや不具合が無いかを確認して2回目を塗り、

最終確認をして塗装終了です。

 

まとめ

今回は、欠落したエアロバンパーの修理だったんですが

思ったよりはすんなりと仕上げることが出来たと思います。

 

反省点は、サフを全体に塗らなかったことで、数か所、まとまって

スアナが空いてしまったことです。

横着をしたわけではないのですが、割れも傷もないところはそのままでも行けると思い、

そのままベースを乗せました。

結果、クリヤーの時にスアナが空くということになってしまったので

次からは横着をせず、1本サフを乗せ、新品バンパーを思わせる仕上がりを

目指していきます。

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