サビ取り

ひと工夫するだけでもっと長持ちする、サビ取りタッチペイント方法

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皆さんは、自分の愛車にサビを見つけた時、どうしますか?

 

飛び石によるボンネットのキズ、

ドアを開けた時にぶつけたドアエッジのキズ、

ジャッキアップの時に引っ掛けたキズ、

その他、鉄でできている車は傷が入ると、そこから錆びてきてしまいます。

 

サビ補修をネットで検索してみると、サビを丁寧に落とし、その上からカラーベースを塗って

はいおしまい!といった直し方を紹介しているところがほとんどです。

 

皆さんも、もしかしてこうしていませんか?

 

実際、鈑金塗装屋にもっていけば、修理箇所以外をサービスで筆差しをしてくれますが、

やっていることは、サビを削って上からカラーベースを塗るだけです。

 

実はこのやり方は、間違いではないですが、不十分なんですね。

これではまた時間が経てば、サビが出てきてしまいます。

 

今回は、タッチペイント(筆差し)でもっと長持ちさせる方法をご紹介します。

ひと工夫加えるだけで、かなり強度が増すので、ぜひやってみてください。

 

では、早速やっていきます。

必要な道具

Holts補修ペン

#320、#1300または#1500など目の細かいもの

サフェーサー

Holts補修ペン クリヤー

・面相筆

錆びの確認

今回は、最もよく錆びる箇所であるドアエッジを修復していきます。

この箇所はフロントドアなんですが、うっかり当ててそのまま放置して、

錆びさせてしまうことが多い箇所です。

大事な愛車がこうなってしまったら、気になりますよね。

どんな色でも、ドアエッジのサビはとても目立ちますからね。

 

この錆びを落とし、ドア1枚を塗ることなく目立たなくしていきます。

では、まずはサビの確認からいきます。

錆びてますね。では早速作業にかかります。

まずは、シリコンオフでサビの周りの汚れを落とします。

うまくいけば、これだけでもサビが薄くなることもあるので、しっかりとふき取ってください。

 

ただし、削り取ろうとして爪を立てるとか、ヘラのような道具を使うのはNGです。

ウエスにシリコンオフをつけて、擦るだけで十分です。

 

サビを削り落とす

次に、サビを削り落とします。

サビがすべて削り落ちていますね。

これは、#320のペーパーを使って削っています。

削り方ですが、ペーパー2つに折り、その折り目を使って、

サビの箇所をピンポイントで削っていきます。

その時に旧塗膜(色のついているところ)を削らないように注意してください。

削る箇所は、錆のある所だけです。

 

削り終わったら、指で撫でてみてください。

ガタガタと段差があるはずです。

これを、#400で軽く当てて、段差を少し削ってください。

注意するのは旧塗膜を削りすぎないように範囲を小さく削ることです。

 

サーフェーサーの筆差し

ここまで出来たら、もう1度シリコンオフで削った個所を拭いておきます。

拭き終わったら、次はサフェーサーを筆差ししていきます。

こちらの商品はタッチペンなので、とても便利です。

もし缶スプレーサフしかない場合は、新聞紙でも紙コップでもいいので

少し吹き付け、筆差し出来る量を出しておきます。

この状態で、傷の箇所のみ、丁寧に塗っていきます。

 

この時使う筆なんですが、僕はいつも面相筆を使っています。

あまり太い筆だとはみ出してしまうし、たくさん塗料を塗ってしまい

膜厚が付いてしまうからです。あまり分厚いと、今度は乾燥しにくくなります。

今回の場合、鉄板を隠蔽出来れば十分なので、細くて塗りやすい面相筆をお勧めします。

 

そして塗るときは、旧塗膜にサフェーサーが乗らないように注意してください。


 

なぜサフェーサーを塗るのか?

サフを塗る理由ですが、これは単純に防水効果があるからです。

 

例えばパテを研磨するときは、水研ぎは絶対にNGです。

これは、パテはスポンジのように小さな穴がぼこぼこ開いており

そこに水が入り、鉄板まで浸透し、錆びさせてしまうからなんですね。

 

ところが、サフを塗装した後は水研ぎをすることが出来ます。

これはパテをサフで覆うと、スポンジ状の穴を覆って水を鉄板まで通さないからです。

結果、サフを塗装すると、鉄板は守られるわけです。

 

新車の場合、鉄板にはリン酸亜鉛加工が施工されています。

これは、一言でいうと高性能な錆止めです。

例えば、飛び石でボンネットが傷つき、1か所錆びたとします。

この錆びを、その1か所の留め、他所に広がらないようにする効果があります。

 

鈑金したり、こういった筆差しするような場合は

このリン酸亜鉛加工が剝がれてしまっている為、代わりに鉄板を保護する

ものが必要になってくるわけです。

サビ転換剤のようなものがあれば、それを塗るのが1番ですが

筆差しの代用としてはサフェーサーで十分です。

これがサフェーサーを塗る理由です。

 

対してカラーベースは、防水効果はありません。

鉄板の上にベースを塗るやり方は、多少は持ちますが、結局また錆が浮いてきます。

錆を放置し、何もしないよりは良いのですが、

サフェーサーがない場合や、とりあえず時間がない時のつなぎとして塗る以外は

カラーベースのみを鉄板の上に直接塗るやり方はおすすめ出来ません。


 

カラーベース・クリヤーを筆差し

サフェーサーが乾いたら、#1500で少しだけペーパーを当てます。

削りすぎてサフェーサーがなくなってしまったらダメなので、

触った感じが滑らかになるように、アタマを飛ばす程度でOKです。

そして次に、カラーベースを乗せていきます。

注意することは、厚盛りしないことです。

隠蔽させようとして厚盛りしすぎると、乾きにくくなったり垂れたりするので

薄く塗り重ねるように、色を乗せていきます。

指触乾燥(指で触って色が付かない程度まで乾くこと)したら、

次は、クリヤーを筆差しします。

このクリヤーですが、缶スプレーしかない場合はサフ同様、

紙コップに必要な分を出しておいて、面相筆で塗っていきます。

Holts(ホルツ) 補修ペン カラータッチ A-4 クリア

はタッチペンなので、これから購入するならとても便利なのでおススメです。

 

塗った後、ヒートガンを使って、焦げないように注意しながら乾燥させて完成です。

お疲れさまでした。

 

まとめ

今回は、ちょっと一工夫した筆差しの方法をご紹介しました。

この方法は、実際に僕が行っているやり方で、手間はかかりますが強度は上がります。

サフを塗ることにより、これが下塗りの効果にもなって、

例えば黄色を塗る場合は、サフを白にしてみたり

赤を塗る場合はグレーにしてみたりと、色によって変えています。

Holts(ホルツ) カラーラストップ ブラックというような商品もあるので

これをサフの代わりにしても使えると思います。

 

そして、お気づきの通り、この筆差しは

実際の塗装方法を、すべて筆でやっているだけなんですね。

 

ペーパーを当てて錆を落として肌を整え、サフェーサーで肌を作り、

カラーベースで色を隠蔽させ、クリヤーで仕上げる。

こうすることによって、強度が上がります。

 

正直言って、手間がかかります。めんどくさいと思われるかもしれません。

材料も、何もなければ購入しなくてはいけませんし、その費用も安くはありません。

 

ですが、サビは放っていても直りませんし、

場所によって、車によっては塗膜の下で広がる可能性もあります。

そうならないために、愛車にサビを見つけたら速やかに取ってください。

そうすることで、愛車をもっときれいに保つことが出来ます。

 

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