スバル 自動車塗装日記

自動車塗装日記#81 メタリックカラーのマスキングと側面塗装その1

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いちころです。

調色する色の中に、シルバーが入っている色のことをメタリックカラーと言うんですですけど、

おそらくこのメタリックカラーが、国産のクルマの色の中では一番多いのではないかと思います。

皆さんのクルマはどうですか?

旧車ならソリッドが多く、高級車ならパールとかが多いですよね。大体ですけど。

ちなみに僕のクルマは、黒の2コートパールなんですけどね。ハイエースか何かの色です。

で、今回の作業は、前回の続きで、メタリックカラーの

側面塗装の下準備です。

範囲が広いので、キチンと作業しないと仕上がりに影響するので

しっかりと行います。

 

では、今日の作業はコチラ

はい。社長のフォレスターの左側面塗装の続きです。

前回までの作業はコチラ

 

前日にボディのパテの研磨、足付けまで終わっているので、今回はここからの続きになります。

まずはドアミラーとマッドガードの研磨からです。

まずは旧ドアミラーのカバーから。

このカバーは、事故のときの傷が残っているので修理していきます。

カバーはプラスチックで出来ているので、ダブルアクションでもかまわないのですが

キズが結構深かったので、僕的に安全に削ることが出来るキアで行きます。

#240で削ったのですが、問題なく傷を消すことが出来ました。

ですがこのギアアクションというのは、キレイに削る事は出来るのですが、

削っているのは素地なので、削りすぎると穴が空いてしまいます。

そうなると修復の手間がかかり、場合によっては弁償することになるので

使用には注意が必要です。

傷が消えたので、続いてダブルアクションでエッジを付け

ついでに足付けしていきます。

 

※注 親指です。

フェザーエッジと足付けが終わりました。

こういった足付けをする時、よく

『全部剥がんかい!』

と怒る人がいます。前の現場の人がそうでした。

要は旧塗膜を残さず、全部削り落としてしまえと言っているわけですね。

理由を聞いてみると、旧塗膜が残っていたら痩せるかもしれないから

全部剥いでおいたほうが良い、もうちょっとで削れるんだからついでにやれと。

そういう事でした。

・・・・・何じゃそら?という理由ですね。

じゃあ、ドアの補修をする時も、旧塗膜を全部剥ぐのかって話です。

もちろん、そんなことをする必要はありません。

ただ、削った時にあまりにもボロボロと剥がれるような場合は

全剥離ですが、それ以外はエッジを付けるだけで十分です。

エッジを付け、脱脂をした後、サフェーサーを塗って行きます。

シンナー希釈は15%で行きます。

1回目はセミウエットで。エアブローで少し乾燥させて

チヂミ等の不具合がないか、よく確認します。

問題なかったので2回目を、1回目同様セミウエットで行きます。

もともと塗膜が薄い上に、1回目のサフで肌が痩せなかった以上

隠蔽させたり、必要以上に膜厚を付ける必要もないでしょう。

これで行きます。

ただし、今後このやり方で不具合が出た場合はまた変更しますけどね。

膜厚をうす目に塗り、肌を均一に作り、軽く研いで仕上げるというのが

今のところ、1番綺麗で材料費も抑えられると思うんですけどね。

 

このままヒーターで乾燥させておきます。

次の作業は調色です。

 

スバル 39J シャンパンゴールドオパール ですね。

最後にオパールと付いていますが、これは見本帳を見てもらえば分かる通り、

オパールホワイトという色が入っています。

これは白は白なんですが、オパールなんですね。

この色単体で見ると、白とほとんど同じです。

ですが、調色としてシルバーに入れると正面はあまり変化はありませんが

スカシで見ると、ぼんやりと青っぽく変化します。

この色はベースとして使われることは少なく、ほんの味付け程度で

入っていることがほとんどなんですが、今回の39Jという色は、

1割程度ですがベースとして入っています。

これは結構多いんですよ。300g作ったら30gも入れるわけですから。

だから、全体的にゴールドがぼんやりとして、柔らかい色合いになっています。

ですが、別に調色として難易度が高くなるわけでもなく、入れればボケます。

ただ、見て分かりやすいので『あ~、オパール入ってるな』くらいの感じですね。

 

ちなみにトヨタに、クラウンやその他色んな車に使われている有名な色で、

202という黒があるんですがこの色は、ブロックではなかなか合いません。

ソリッドの黒が、調色で合わないんですよ。

『黒なんてどれでも一緒やろ?』と思う人もいるかもしれませんね。

実際、塗装屋でもそう思う人がいるくらいですから。

その202を調色するのに、実はこのオパールホワイトが必要になります。

あの独特の青白さは、オパールホワイトを入れることによって解決するんですよ。

ちょっとした塗装屋ネタですけどね。

 

では調色をやっていきます。

 

写真で見ると、すこし塗り板のほうがうすく、黄色っぽく見えますが

実際の色はほぼ合っています。

というのも、こちらの側面は僕が2回ほど塗っていて

見本帳の色を混ぜたら出来るように、調色せずに塗っていたからです。

『山に行くからよく当てるねん』

と聞いていたので、それならこうしておいたほうが後々楽だと思ったんでね。

早速役に立ちました。

色も余裕を持って300g作り、調色完成です。

 

次はブースに入れてマスキング作業を行います。

 

はい。ブースに入りました。

エアブロー・細部の脱脂をして、マスキングをやっていきます。

今回のマスキング作業は、安上げ仕様で行くので新聞で隠します。

ちょっとDIYっぽいですね。

できるだけ細かく説明するので、プライベーターの方は参考にしてもらえればと思います。

では早速やっていきますね。

 

テープは基本30mmを使います。何かと便利なんでね。

まずはヘッドライト。

適当な長さに切り、ヘッドライトの隙間に押し込むように貼ります。

このときにに、テープを返して貼っても良いんですが

そのまま押し込んで、ヘラのようなもので抑えても問題ありません。

全体は最後に貼っていくので、綺麗にキワが貼れたら次に進みます。

 

次はフェンダーの中です。

マスキングは、やり方がホント色々あるんですよね。

店によって、塗装屋によってそのやり方は様々です。

そんな中で、おそらくこれが最速だというやり方を紹介します。

 

まず最初に、しっかりとエアブロー・脱脂をします。

ここには結構ワックスがたまりますからね。

そして次です

 

50mmのテープで、こんな感じで端から端まで貼ります。

これはテープの半分を貼り付け、残り半分を浮かせている状態です。

この時に注意することは、しっかりと貼り付けること。

跡で引っ張るので、ひっつきが甘ければ剥がれてやり直しになるので

押さえつけるくらいで、貼っていきます。

そして次

 

上半分残ったテープを噛ませないように、ボンネットを閉めます。

そして次

 

出ていたテープをボンネットの方に折り曲げます。

この時、テープの粘着は上側です。

折り曲げただけだと次の作業がやりにくいので、

テープを少し貼って折り曲げたテープを貼っていきます。

 

次に30mmのテープで端から端までを貼ります。

これでボンネット中にミストが入ることがなくなりました。

 

別角度。

このやり方が、おそらく最速ではないかと思います。

2分以内で出来るんでね。

ボカシテープやスポンジテープなど、色々便利な道具がありますが

僕的にはこのやり方が、1番速く仕上がります。

速くて簡単で、ミストが入らない隠し方なので、

参考までに一度やってみて下さい。

 

こういった隅っこは、50mmのテープを折り返して差し込みます。

差し込んで、貼り付ければOKです。

 

ステップは、ドアを閉めた時に、ドア側についているゴムが当たるので

これくらいから貼っておけばOKです。

 

ドアの内側は、紙を貼ってもいいのですが、

何かの拍子に破れたりするので、テープを貼っておくほうが無難です。

コチラもゴムのところまででOKです。

センターピーラーも同様で、ゴムが当たるところまでを隠しておきます。

この指を指しているところがゴムが当たるところなので、そこまでですね。

リアドア、クォーターの内板も同様に貼っていきます。

ないはんですが、ちょうどキワで切るので、15mmのテープを返して

カドに線を作らないように貼っていきます。

 

ゲートのマスキングも、ボンネットを隠す時と同様です。

これでキワは貼れたので、あとは塗りたくない所に新聞を貼っていきます。

 

最後に隅々をエアブローし、脱脂をしてマスキング完成です。

 

マスキングの方法は人それぞれ

マスキングの方法は、ホントに人それぞれです。

これでないとダメ!という決まりもないし、道具もどれを使うかは自由です。

養生紙を全く使わず、マスカーのみで行く人もいますし、

僕のように両方使う人もいます。

荒い言い方をすれば、どんなやり方でもかまわないのですが、

約束として、ミストが飛ばないように隠すのが条件です。

 

今回は安上げとして、新聞紙とテープを使ってマスキングを行いました。

少しでもDIYで作業している方の参考になればと思います。

 

今日はここまで。

お疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ

 

 

 



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