スバル 自動車塗装日記

自動車塗装日記#82 メタリックカラーのマスキングと側面塗装その2

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いちころです。

 

いま作業しているフォレスターですが、

前日にマスキングも終わり、後は塗装を待つばかりとなりました。

僕ら塗装屋はブースで塗るのですが、DIYの場合、

倉庫やガレージといった、外で塗ることが多いのではないでしょうか?

僕も安上げのクルマや、パッカーや10tといったブースに入らないようなクルマは

外で塗ったりしますが、その時に注意することが1つあります。

それは湿度です。

湿度とは、空気中の水分の量のことで、これが高すぎるとボディに水分が付きます。

その状態で塗装すると、塗った時はどうもないのですが、乾燥後に白ボケしてしまいます。

そして、やはり硬化も甘くなり磨いても艶が出ません。

こういった不具合が出るので、前日・当日に雨が降った場合は、

その日の塗装はやめておいたほうが賢明です。

無風で、天気の良い日が塗装に向いている日なので、出来るだけそういう日を

選んで作業してみてください。

それだけで、塗装の良し悪しが大きく変わるので。

 

では、今日の作業はコチラです。

塗装準備はもうできていますが、一応エアブローと脱脂だけは

もう一度やっておきます。

スアナ、研ぎ残し、マスキングをもう一度確認し、早速塗装開始です。

 

今回はまず最初に内板をベースだけ塗って、

その後ドアを閉めて側面を塗装、最後に内反のクリヤーを塗るという順番でいきます。

 

ベースを乗せ、指触乾燥後、ドアを閉めます。

はい、ドアを締めました。

まず、ベースを乗せる範囲ですが、Fフェンダーはボカシ

F・Rドアは1枚塗り、クォーターはボカシで行きます。

丁度、ドアを交換するのと同じ塗りですね。

といっても、1回目からいきなりドア1枚にベースを掛けたりはしません。

サフのところだけを乗せるんですが、ここでちょっと小技を使います。

 

普通なら、ベースを乗せるところ以外にアンダークリヤーを塗って、

ザラつきを抑えたりするのですが、今回の場合で言えば、ドアなら

上半分を塗ることになります。

ですが、ボカシの関係でドア1枚を塗るので、アンダークリヤーの上に

ガッツリとベースを乗せるようなことはたくありません。

不具合があるかもしれないんでね。

そこで、希釈するシンナーを1つ遅い物に変え、ベースを乗せます。

こうすることによって、よほどドライに塗らないかぎり、

ザラつきを押さえることが出来るんです。

今回は、標準90%、遅乾10%です。

この時期に遅乾はちょっとおかしいかもしれませんが、

正確に塗るため、これで行きます。希釈は65%です。

 

まずは1回目。フロントフェンダーとクオーターのベースを塗らない箇所には

はアンダークリヤーを塗っておきます。

Fフェンダーならサフより前、クオーターならアーチより後ろです。

ダブルコート(2回塗り)で塗り、乾かないうちにベースを乗せていきます。

軽くエアブローをして指触乾燥をさせ、2回目です。

 

はい、2回目乗せ終わりました。

今回は、サフェーサーの部分だけではなく、F・Rドアは1枚色を乗せています。

やはり隠蔽性がよくないので、ノリが悪いですね。

2回目でも、まだ透けています。

僕が昔よくやっていた失敗で、この2回目で色を決めてやろうと

ベタ塗りして、中うみ状態にしてしまってたんですよね。

肌とか、メタリックの目とか全く関係なしに

とりあえず色を隠蔽させることに躍起になっていました。

塗装していると、誰でもそういった考えが頭を過ります。

でもそうすると、間違いなく失敗するので、隠蔽していなくても

均一に塗ることが重要です。

指触乾燥させ、3回目のベースを乗せていきます。

3回目。

まずはアンダークリヤーをダブルコートで乗せておき、

その後でベースを乗せます。

この時の色の乗せ方も2回目同様、均一に塗って行きます。

 

いい感じに乗りましたね。

これは塗った直後なんですが、ムラ取りも要らないくらいの仕上がりです。

隠蔽しているかどうか、投光機を中てて確認します。

はい。問題なく隠蔽されていました。

このままキワのボカシと、ムラ取りを行い

ベースは完成です。

指触乾燥させた後、クリヤーを塗って行きます。

 

はい、クリヤーを乗せ終わりました。

安上げなので、2回塗りです。

1回目は、いつもは捨て塗りでいくのですが、2回で押さえるということで

セミウエットで、そのまま少しエアブローで乾かした後、今度はしっかりと乗せました。

 

このような側面塗る時、『キワで切るな』ということを

親方や先輩からよく言われていました。

要するには、フェンダー、Fドア、Rドアと

1枚ずつ、パーツの隙間で切らす、隣のパーツにちょっとかぶせるように塗っていく方法です。

これは、隙間で切ると、キワにクリヤーが溜まりやすくなるので、

それを防ぐためにこのような塗り方をします。

 

この塗り方が正しいと思ってずっとやってたんですが、

去年、ロックペイントの講習を受けさせてもらった時に

『そんなことしなくても塗れるよ』

と言われ、実際に教わったとおりにやってみると、

全くキワにクリヤーが溜まることもなく仕上げることが出来ました。

結局塗り方の違いで、均一に乗せ続け、またクリヤーだからといって

ムリに厚塗するようなことをしなければ、隙間で切っても

溜まること無く、綺麗に仕上げることが出来ます。

もちろん、このクルマも隙間で切っていますが、垂れは一切ありません。

 

この後、小物類、ドアを開けて内板をクリヤー塗装しました。

 

見直しをして、問題ないことを確認して、

塗装完了です。

 

今日の作業はここまでです。

お疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ

 

 

 

 

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