いすゞ ダイハツ 自動車塗装日記

自動車塗装日記#93 ステッカーを剥がない塗装

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いちころです。

入庫してくるクルマで、特に会社関係やトラックなんかで多いんですが、

会社のステッカーを貼っている場合があります。

鉄工所では、許可証のようなものを貼っているクルマもありますよね。

 

貼ってあるのはいいんですが、これ、厄介なことに

『直す時に剥がさないでくれ!』

というお客様がおられます。

どうも会社のステッカーを剥ぐと、再発行するのにお金か手続きか、

詳しくは分かりませんが、どうも発行するのにめんどくさいことになる様で、

結局隠すことになることがよくあります。

かたち的に、四角や丸なら隠すのも簡単なんですが、

問題は文字のとき。

コレはもう、キレイに隠すことは不可能です。

電話番号なんて書いていたらもう尚更です。

『クリヤーで塗りつぶしたら問題ないやんけ!』

と言われそうですが、修復箇所がその文字と近かった場合は、

もう勘弁してくれと言わざるを得ないですよね。

 

今回の作業は、そんな一番やりにくいステッカーの作業を

やらせていただきました。

では、今日の作業はコチラ。

 

はい、エルフの左右ドアの鈑金塗装です。

このクルマは、建築屋さんのクルマなんですが、いつも仕事を頂いている店で、

大変お世話になっています。

修理の方は、やはり現場仕事で現役で使っているクルマのため、すぐに傷だらけになるので

『兄ちゃん!適当で!適当でええで~~』

と大きな声で、毎回言われてるんですよね。

 

で、今回もその適当でええで仕様の仕事なんですが、この真中のガムテの所に

会社名と電話番号が書いてあるんですが、コレを剥がすなと。

そうおっしゃっているわけですよ。

左は全然大丈夫なんですが、右が結構近いですよね。

行けるかどうかは微妙な所です。そのことを社長に伝えると、

『四角く切ったらええねん』

と言われ、なるほどそれもアリやなと思ったんですが、

僕的にそれでは負けのような気がしたんで、

出来るだけ段差をつけないように塗ることにしました。

ええ、タダの自己満です。

 

前回で、マスキングまで終わらせているので

今日はココからの作業の続きになります。

ブースに入れたんですが、大きすぎてカツカツでした。

フロントパネルを塗る場合なら、ちょっと狭かったかもですね。

今回は、左右のドアを1枚塗りします。

ベースを乗せるのは、右は文字に乗せない範囲で全体。(傷だらけなので)

左はキズが少ないので、サフの箇所と、耳のみです。

 

多分良いと思うので、画像加工ナシでいきますね。

マスキングは、安上げなので新聞紙を使います。

右の文字のマスキングですが、これはキワを返しテープで隠しています。

わずかながらの抵抗ですよね。

エアブローと脱脂をしっかり行い、早速ベースを乗せていきます。

 

1回目。

ちょっと蛍光灯と逆光の関係で暗くなってしまっていますが、

これで右はテープのところ以外、ほぼ全体にベースを乗せています。

 

ちなみに、こんかいはアンダークリヤーを乗せていません。

その理由なんですが、今日は結構暖かかったので、

シンナー希釈を、標準と速乾を半分ずつ入れています。

今の時期にコレだけ標準シンナーを入れたら、ボカしてミストが飛んでも

ザラつかないだろうと判断したためです。

実際にザラつきはなく、いい感じにミストが細かく乗ってくれました。

狙い通り。(ΦωΦ)フフフ…

 

2回目乗せ終わりました。

そこそこ行った感じですね。マスキングしていたテープも剥ぎました。

上の写真で四角く区切れているのが分かると思うんですが、コレは

ペーパーを当てているので、白く見えているだけですね。

このまま行けば、そこまでキワが目立つことはないと判断。

左は普通にボカシています。

 

はい、クリヤーを乗せ終わりました。

今回は安上げ、磨きなしということで2回塗りです。

まぁまぁ行ったでしょう。OKの範囲だと思います。

左右とも、看板には色は飛んでいなくて、キワも見えません。

 

四角く型が出てもいいと言われていたんですが、

そこは何とかキレイにしたいじゃないですか。一応プロなんで。

今回は何とかうまく仕上げることが出来ました。

今回は磨きはナシなので、乾燥後、洗車をして納車です。

 

次の作業はコチラ

 

もう、ちょっと分解してしまってるんですが、アトレーワゴンの左角の修理です。

このクルマは、駐車中に当てられたそうで、ヘッドライトが割れてフェンダーが曲がっていました。

バンパーはちょっとこすっている程度なんですけどね。

相手の保険で直すので、ヘッドライト、フェンダーは交換、

バンパーはキズが少しだったので、修理です。

 

まだフェンダーがを注文した所で、入っていないので

それ以外の作業を進めていきます。

 

少しこすっていますが、キズはこの程度です。

わざわざギアで削り落とすこともないので、打むるアクションで傷を落とし、

サフを乗せていきます。

はい、問題なく仕上げることが出来ました。

指触乾燥後、炙ってしっかりと乾燥させます。

痩せなど、不具合がないかどうか確認して、次は調色を行います。

 

このクルマの色は、オパールホワイトが入っている感じですね。

正面はシルバーですが、斜めはコレだけ白くなってますからね。

早速色番号を見て、配合の確認を行います。

 

やっぱり入ってましたね。オパール。

目の粗いのと細かいシルバーをベースに、オパールで白青みを出しつつ、

全体を黄色っぽくさせておいて、あとは白とフラットベースて調節する感じですね。

では早速混ぜて調色していきます。

 

はい、これで4回目。

真っ白すぎて話しにならねえぞ!

いや、コレでも結構戻ってきた方なんですが、白は入れてないのに最初から

ムチャクチャ白くなりました。

少し黒を足してココまで来ましたが、今度は赤みが勝ってきました。

そのせいでボディのほうが青く見えます。

 

とりあえず赤味を消し、それから青に行くかもっと濃くするかを判断。

赤を消した結果、白味が目立ったので、もう少しスカシの黒いシルバーと

黒を入れつつ黄色を足して調節。

ココまで寄りました。少し白いですが、ボカスことを考えてコレで行きます。

結局10回ほど調節してしまいました。

最初から色が遠いことはよくあるんですが、今回はちょっと離れすぎていましたね。

ただ、隠蔽しやすい色なんで、そこだけは助かりました。

 

今日の作業はここまでです。

まだフェンダーが入っていないんですが、とりあえず足付けまで

終わらせて置いておくということになりました。

 

X-TRAILももうすぐ仕上がりそうなんで、どちらを先にやるかは

段取り次第になりそうです。

 

今日はここまで。

明日も頑張りましょう。お疲れ様でした(`・ω・´)ゞ

 

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