ニッサン 自動車塗装日記

自動車塗装日記#96 雨の日の塗装方法

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いちころです。

 

プライベーターの人でも、プロでも、雨の日の塗装はイヤですよね。

僕もイヤです。

クルマは湿気ているし、養生紙はふにゃふにゃになるし、

テープはくっつきにくいし、オマケにすべてが乾きにくい。

もう、ホントやめて欲しいんですが、仕事となると

それでも仕上げなければならない所が、ツライ所ですよね。

 

雨の日の作業というと、真っ先に思い出すことがあって、

実際にあったことなんですが、とあるクルマを、

前日の夜にパテを付けて作業を終えました。

次の日、雨がすごく降っていてクルマが湿気ていました。

当然パテも湿っています。

そのままでは研げないので、ちょっと乾かしてから

フンフ~ンと研ぎ出すと、なんと削ったパテの下からサビが出てきたんですよね。

え?うそやん?となり、パテを剥ぐと、鉄板が出ていた箇所に薄っすらとですが

サビが浮いていました。

当然、パテを付ける前は脱脂もしているし、余計に触っていません。

もう、湿気しか考えられないですよね。

パテに水気は厳禁ですしね。

 

それからは、パテを付けて終わりそうなクルマがある時は、

次の日の天気を見るようになりました。

というか、塗装屋なら天気ぐらい気にしておけって話なんですが、

それくらいズボラだったんですよね。当時の僕は。

 

その他に、一番知られている塗装の不具合としては、

塗料を乗せると、白ボケしてしまうということではないですかね。

見た目には、白い線のようなぼやけたラインが入ってしまい、

そのまま塗膜が硬化してしまって、手直しとなる感じですね。

 

こうならないために、しっかりと湿気対策をして作業する必要があるんですが、

その方法は、もうご存知のように熱を当てて湿気を飛ばすことです。

 

パテを付ける前、サフを塗る前、プライマーを塗る前、

その他にはブースに前もって火を入れておいて、中の湿気も

十分に飛ばすことも重要ですよね。

 

今回は、そんな湿気がある日の塗装方法です。

でも、その前に前日の続きです。

 

今日の作業はコチラ

 

 

はい、アトレーの磨きの続きです。

ボディの磨きは前日に完成しているので、

今日はこのバンパーの磨きから始めていきます。

 

ブツを取り終えて、肌調整も終わり、次はウールバフのバフ目を落としていきます。

 

バフ目を落とすのに僕が使うのは、スポンジバフで

コンパウンドは、ウールバフで磨いていたときと同じ細めを使います。

コンパウンドの目は同じで、バフを細かくすることで、ウールのバフ目を

落としていくことが目的です。

僕のコンパウンドを付ける量は、1回分でこれくらい。

パチンコ玉約1個分です。

 

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、

磨く範囲は、この間の細い所が白っぽくなっている、これくらいの範囲です。

ここを磨き込んでいきます。

 

で、こうですね。

ちなみにコレは、タオルで拭き取っていません。

すべて磨きです。

というと、何か『どうよ?オレすごいやろ~?』と言っているようにも聞こえますが、

別にそんな大したことではないんですよね。

もし、ここでコンパウンドが残ってしまう人がいたら試して欲しいんですが、

それは、磨く方向です。

コンパウンドが残る場合って、もしかしてポリッシャーを往復させていませんか?

この往復で、コンパウンドが残ってしまうんですよね。

右利きの人は、ポリッシャーを持った状態から言うと右回転、

左利きの人は、反対に左回転で使うことが多いと思うんですが、

例えば右利きの人の場合、右方向にポリッシャーを動かす時は調子がいいんですが、

このまま返ってくる時に、コンパウンドが塗膜にこびり付くと思うんですよ。

なので、肌調整の時はいいんですが、こうしてバフ目を取る時は

磨く方向を一定にすることで、コレくらいは普通に磨けるようになりますよ。

拭き取りも、ほぼ必要ないくらいです。

試しにやってみて下さい。

 

はい、続きです。

このままスポンジバフで超細目にコンパウンドを変え、

さらに磨き込んで、最後に仕上げ用の液体コンパウンドを通して完成です。

 

磨き残し、塗り残しがないかもう一度確認して、バンパーの磨き完成です。

今日が納車予定日なので、このまま組み付けに回します。

 

次の作業はコチラ

 

はい。X-TRAILの塗装です。

前日にクオーターはサフまで終わっているので、ここからの続きです。

作業方法ですが、内板を先に塗ってドアを組み付け、

次の日に外板を一度に塗っていこうと思ったんですが、今回は

別々に単体で行くことにしました。

組み付けて塗ってもいいんですが、やはりこの場合、

別々で塗ったほうがキレイに上がるので。

 

最初はドアから行くので、早速、下準備をしていきます。

このドアは中古品なんですが、梱包の時に付いたのか

こんな感じのテープの跡がチョコチョコありました。

コレをナメていると、後で泣くハメになるのでしっかりと取っていきます。

 

はい、足付けからマスキングまですべて終わらせました。

で今、この状態で、ブース内はものすごく湿気ていて、ちょっとドブのような

ニオイもします。

壁を触るとしっとりとしていて、少し水滴がついている箇所もあるくらいです。

湿気がスゴいんですよね。

このままでは塗装出来ないので、20分位、火を入れて湿気を飛ばします。

 

その後、ブースを回して熱気を飛ばすんですが、

ここでもう一度脱脂を行います。

そうすることで、もし水分が残っていたとしても、

シリコンオフと一緒に蒸発してくれるので。

 

エアブローをして準備OK。早速塗っていきます。

 

まずは下塗り。

隠蔽するまで、別に作った色を乗せていきます。

流石に隠蔽性の良い色なので、3回できっちり隠蔽させることが出来ました。

私欲乾燥後、ブツを取って行きます。

 

はい、ベースを乗せ終わりました。

塗った直後の肌がこんな感じです。

・・・・まぁ、なんとも言いようのない肌ですよね。

実際に見てみると、そんなには悪くないです。

ただ、良くもないので、ここからもうひと工夫行きます。

 

毎回やっているんですが、メタリックのムラ取りと同様の方法で

少し薄めたベースを、ドロップで乗せます。

目的は、当然ムラ消しではなく肌調整です。

 

ちょっと分かりにくいですが、肌が少しだけ小さくなっています。

何かザラザラっぽくも見えなくもないですが、ザラザラではないんでw

これは塗りたてなので、ここから少し肌が伸びるので

肌が落ち着いてから、クリヤーを乗せていきます。

 

はい。これがセミウエット2回目です。

ちょっと肌が足りませんよね。

このまま待っておけば、少しは伸びると思いますし

磨けば仕上げることも多分出来ますが、ここはもう1発行きます。

10分くらい乾燥させ、3回目です。

 

はい、3回目乗せました。これもセミウエットです。

いい感じに乗りましたね。

これ以上はもう垂れるので行きませんが、このまま置いておくと

いい感じに肌が伸びそうです。湿気による白ボケもなし。

これでドアの塗装は終了です。

 

乾燥させている間に、次はコチラです。

 

クオーターの下準備をしていきます。

サフまでは終わらせているので、ここからですね。

まずはガイドコートを塗布し、削っていきます。

 

スアナを心配していたんですが、どうやらサフを塗る前に

ラッカーパテで埋めていた分でしっかりと直ったようです。

不具合をよく確認しながら研いでいきます。

 

はい。サフを研磨し終わりました。

歪みもしっかり抜けていることを確認し、脱脂をした後

クオーターを#1200で足付けして行きました。

 

ここもやはり湿気で湿っていたんでね。脱脂をすれば汚れと一緒に湿気も飛ぶので、

しっかりと足を付けることが出来ます。

 

予定としては、明日このクオーターを塗装し、あとはバンパーとマッドガードと

進めていこうかと思っています。

 

湿気はホント注意しないと、キレイに塗れたとしても

手直しになることがあるので、手を抜かずに作業しないとです。

 

今日はここまで。

明日も頑張りましょう。お疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ





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