ダイハツ 自動車塗装日記

自動車塗装日記#104 ラインの出し方の色々

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いちころです。

 

パテ修正のやり方や、バンパーのキズの補修方法は、

結果的にキレイに上がればOKなので、ホント人それぞれです。

 

手研ぎ、機械研ぎ、熱修正、パテ修正と、いろいろな方法で

皆さん修復していると思います。

その中でも、結構気を使う作業が『ライン作り』です。

もちろん、修復可能なものから、要交換のものまで色々とありますが、

例えばプレマシーのフロントドア。

スライドでもいいですけど、このクルマのドアを

ボコンと凹ましたクルマが入庫してきて、

『安くしてくれ!ザッとでエエから叩いて直して』

と言われて、顔色1つ買えずにカンペキに仕上げる人がいたら、

その人はもう普通の人間のレベルではないですよね。

そんな事はまずないと思いますけど、普通は交換です。

 

こんな複雑なラインは特別だとしても、クルマには

ラインが入っている箇所が結構あります。

というより、全面ラインがあると言ってもいいくらいですよね。

旧車は結構カクカクしてるのでラインも真っ直ぐが多いですが、

最近の車はツルッとしてるのがおおいので、ラインもそれに合わせて

丸かったり、複雑だったりします。

 

今回の作業は、よくあるライン補修の1つをやっていきます。

その前に、前回からの作業の続きから。

では、本日の作業はコチラです。

 

はい。先日からかかっていたマークⅡですね。

サフ、調色まで終わらせていたので、今日はここからの作業になります。

サフ研ぎ・足付け、ブース内でマスキングをして早速塗装していきます。

 

・・・何かボケっとしてたんでしょうね。写真を撮るのを全く忘れていました。

紙を剥ぐ時に気がついたというね・・・

結構気合を入れて直したんですが、仕方なしです。

そして今朝、磨こうと思っていたんですが、どうやら検査受けもあるらしく、

朝イチ整備屋へ持っていってしまいました・・。

帰ってきてから磨くことにします。

 

では次の作業はコチラ

バモスのゲートの塗装です。

これは、どういう経緯なのか、おそらくオマケの作業だと思います。

詳しくは効いていませんが、多分サービス(タダ)の作業ですね。

『もうザッとで。その角で切ってそこだけでエエから』

と、そういう指示です。

そうは言っても、そんな無茶な事は出来ません。

また時間も掛けることが出来ないので、サッと塗って行きます。

 

ベースⅠ回目。

アンダークリヤーをダブルコートで、ベース以外の所に乗せておきます。

シンナー希釈は標準100%

結構温かいので、これで丁度でしょう。

そのあとベースをⅠ回目捨て吹き、2回目しっかりと乗せました。

投光機で隠蔽を確認しましたが、少し残っていますが、次で行けそうな感じです。

 

ちなみにこの色はB-92P。

黒に見えますが、Bと最初に付く通り、青です。青パール。

日陰では真っ黒に見えても、光を当てると結構な彩度で青くなります。

 

太陽の下で見ても、この青白さと黒みのバランスが結構難しく、

難易度の高い色ですね。

ちなみにこの色を調色するのに、7回色を混ぜました。

指触乾燥させ、3回目です。

 

ベース3回目、とムラ取り+ボカシです。

投光機を当てて、ボカシぎわを撮りたかったんですが、

写真には上手く写ってないですね。

 

この色は、先程書いたように青パールです。

なので、色を黒っぽく合わせてしまうと、この様に投稿機を当てた時や

太陽光に当たった時、またはスタンドなどの水銀灯に当たった時など、

1発で塗ったところが分かってしまいます。

日陰で見たら黒なので、そんなに調色しないでも大丈夫だろうという感じで塗ると、

えらい目に会います。

昔、フィットだったか、何のクルマか忘れましたが

恥ずかしながら一度クレームを出してしまい、ディーラーまで取りに行って、

お客様に謝り倒した覚えがあります。

『オマエなんや、プロのくせにこんなんも分からんのか!』

『こんな仕事でお前とこは高っかいカネ取るんか』

とか結構ボロクソに言われましたね。

若かかりし頃のイタイ思い出です・・・( TДT)

 

はい、戻りますね。

指触乾燥させて、ブツの最終確認。

問題なかったので、クリヤーを乗せていきます。

 

はい。クリヤーを乗せ終わりました。

今回は2回乗せです。

まず初めにキワにアンダークリヤーを乗せ、その後クリヤーを塗装。

そしてキワにもう一度アンダークリヤーを乗せる方法で行きました。

指触乾燥後、テープを剥ぎましたが、ラインも薄くて磨けば行ける範囲でした。

しっかり乾かして、後日磨いていきます。

 

次の作業はコチラ

 

はい。タントの左側面の塗装です。

左側面をザーっと擦った感じで、フロントドアは交換、

スライド、クオーターは鈑金で。

前後バンパー、ステップは、それぞれスリキズがあるのでそこを修理。

ドアミラーは交換です。

 

広範囲ですが、修正箇所は少ないので見た目ほどはひどくなさそうです。

では早速パテの研磨から行っていきます。

 

注)人差し指

鈑金から上がってきてこの状態だったんですが、この指を指してる箇所。

普通、この様に鉄板が出ている所は高いんですが、ココは

触った感じは低くなっています。

・・・が、そんなわけ無いですよね。

全体的に触ってみると、まだまだパテが高い。

ということは、単にパテを削ってる最中でココに当たって

削りすぎたということか・・。にしてもこんな広範囲を?

と、見ながら色々考えていたんですが、よく見てみると、

ココにはラインが入っていて、その角が削れているような感じです。

もしかしたら傷があって、それを落としたのかもしれません。

上も同様ですね。

ですが、ここで問題発生。

反対側を触ってみると、結構ハッキリとラインが付いていますが、

こっちはほとんど丸まっています。

おそらく叩いた時に消えたんでしょうが、その時にラインは出さなかったみたいです。

そのためパテが厚く盛られていて、角が丸まり、結果研ぎすぎて角が削れている

といった状態ですね。多分ですが。

そうなると、もう1回パテを付けないとダメなんですが、このままでは無理なので

もう少し落としてから、必要な分を盛っていきます。

 

はい。パテを乗せて、パテ枕を研いでからガイドコートを塗布した状態です。

ここでやり方が分かれると思うんですが、僕の場合はまず歪みを抜きます。

もちろん、ラインの場所は確認して研ぎ過ぎないようにはしますが、

ライン自体を出すのは後です。

まずはしっかりと歪みを抜き、そうすることでおおよそのラインのかたちを出しておきます。

その後、コンパスを使ってラインを書き、ラインテープでマスキング。

そして研ぎすぎないように注意して・・・

・・・なんですが、皆さんならどっちから研ぎます?

ラインの上か下か。

僕はね。上なんですよね。上をしっかり研いでから、

下をまっすぐ磨いでラインを決めていきます。

下から研いでももちろん出来ますし、どっちでもいいと思うんですけどね。

これも好みだと思います。

そう言えば前の工場で、パテの時点でラインを作る人がいたんですよね。

やり方は、まず1回目は普通に研ぎます。

そして2回目に、今回で言えば下の平らな所に50mmのテープを貼って、

上にパテを付けます。

そして熱乾燥させ、触れるくらいになったら、次は反対に上側のテープを貼り、

下にパテを付けます。

ここで、わずかに硬化剤の量を調節することでパテの色が変わり、

ラインがひと目で分かるというやり方です。

 

これを最初見た時は『おぉ!スゲー!これは上手いわ!』と思ってたんですが、

実際やってみると結構めんどくさく、歪みが取れていない時は

またやり直しになるので、使い勝手は良くない・・とは言いませんが

ちょっと場所を選ぶやり方でした。

 

続いて、歪みが抜けたのでラインを作っていきます。

ちょっと分かりにくいですが、いい感じです。

このラインは、見た目はそんなにキツくないんですが、触るとしっかりと付いているような

ラインなので、出来るだけ再現しました。

歪も目視で確認し、クオーターのパテは終了です。

後は、スライド、バンパー等を削り、サフを塗装していきます。

 

これでサフは完成。

次に調色をしていきます。

 

色番はW24。ダイハツのよくあるパールです。

ですがこれが結構合わなかった・・。

白味と黒味を行ったり来たりして、8回目にしてようやくココまで寄りました。

僕の塗りは、乾燥すると白黄色くなるので、ちょっと黄味がたりないくらいでOK。

これで調色完成です。

 

次にスライドなんですが、丁度調色が終わるタイミングで部品屋が持ってきてくれました。

うちのブースはちょっと狭いので、ボディとドアを外した状態で1度では塗れません。

なので、裏はしっかりと決め、表を下塗りしておきます。

 

まずは歪がないかをしっかりと確認。

問題なかったので、足付けをしていきます。

 

シーラーをのせ、台をマスキングして準備OKです。

早速塗っていきます。

この時点でもう45分。急げオレ。

 

はい。裏面はしっかり決めて、表面の下塗りまで終わりました。

このまま乾燥させて、明日組み付けて塗って行きます。

 

あまりに焦り過ぎて、鉄板で手を切ったんですが、皮で止まってくれたのでセーフです。

やっぱり焦ってやったら怪我をしますね。

次からキチンと手袋をはめて作業します。

 

今日はここまで。明日もがんばりましょう。

お疲れ様でした。(`・ω・´)ゞ

 

 

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