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自動車塗装 いちころ呑み雑記 7杯目 クリヤーの湯煎

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いちころです。

もう12月も中旬ですね。

 

Twitterでも、結構愚痴っているんですけど

今、入庫しているクルマの量が結構ヤバイです。

僕でいうと1日4~5台は確実になにかの作業をしなければならず、

そのうち、小さいのを含めれば3台は確実に塗装しているような状態なんですよ。

塗装屋は僕と先輩の二人なので、ブースはいつも順番待ち。

もうね、正直泣きが入ってきますよ。

気合とかやる気とか全部吹っ飛ぶくらいの量ですからね。

でもやるしか無いんでね。

1台1台、コツコツやってるような感じです。

 

では今日は何いこかな・・・。

角でいこか。角の水割りを呑みながら書いていきますね。

 

塗装屋は、季節や温度・湿度によって仕事のやり方が少し変わってきます。

例えば湿度の高い場合だと、塗膜の乾燥が遅くなったり白ボケしたり、

逆に低い場合だと、冬場でも乾燥が早くなり、肌がガサつきやすくなったりね。

温度の場合も同様で、高ければ乾燥が早く、低ければ遅い。

これはシンナーの選定によって、調節できるのでここはあまり問題ではないんですけどね。

 

そういったことをいろいろ考えて、様子を見ながら作業しているんですが

そんな中で、僕が冬場に必ずやることがあるんですよ。どこの現場でも。

それが、クリヤーの湯煎です。

コレですね。

こんな感じでクリヤーの容器をお湯に浸けて、温めてから吹くんですよ。

これをやって何がどう変わるかというと、要はクリヤーがサラサラになるというか

ドロっと感がなくなるんですよね。柔らかくなるって言うたらいいんかな?

塗った感じで言えば、肌が均一になりやすいし、なにより垂れにくい。

例えば、1発目バラ吹きして2発目を乗せた時、肌が気に入らない時ってあるじゃないですか。

やたら高くなってしまったり、ボカシでベースを乗せてないところだったら

もうこの時点で肌が伸びて垂れそうになっていたり。ドアハンドル付近とかキワとかね。

でも湯煎して乗せると、これが全く無くなるということはないんですけど、

いい感じに肌が作れるんですよ。

人によって塗り方が違うので『絶対オススメ!』とは言えませんけど、

もしやったことがなくて、興味があればぜひやってみて下さい。

最近ではエアーを温める塗装もあるとちらっと聞いたことがあるので、

間違っては無いと思うんですけどね。

くれぐれも自己責任でお願いしますね。

 

このやり方は、最初の現場でやってたんですが、それ以降の工場ではやっているところは

なかったですね。

もしかしたらあまりメジャーでは無いのかもしれませんね。

では最近の作業なんですけど、こんな感じです。

 

はい、VWのトゥーランですね。

作業範囲は少なくて、右のリアドアとリアフェンダーのアーチ部分にかけて

引っ掛けてるような感じです。

凹みも小さかったんでね。アーチのラインにだけ気をつけて仕上げていきます。

 

はい、サフが入りました。

きっちり鈑金してくれてたんでね。ここまで楽に作業できました。

ホント、鈑金の上手い人の作業の後はやりやすいですよね。

大きい範囲の時もそうなんですが、こんな感じの小さい作業であっても

手を抜かず、塗装屋の作業のことも考えて鈑金してくれる。

モール一つ取るにしても、しっかりと両面まで取ってくれる。

水切りや三角ガラスまで『取ったほうがキレイに塗れるやろ?』と外してくれる。

これって当たり前じゃないんですよね。

やらない人は何にもやってくれませんし。

うちの鈑金の先輩は腕が良くて、頭が下がりっぱなしです。

 

はい、続きですね。

サフを研ぎ、下準備をしてブースに入れていきます。

 

はい、ブースに入りました。

このときね、Twitterでもぼやいてたんですが全く集中できなくてね。

疲れてたのか何なのか、マスキングに結構時間がかかってしまいました。

こんな小範囲なのにね。

体調は悪くなかったんですけどね。

下準備完了後、早速塗っていきます。

 

はい、クリヤーまで乗せ終わりました。

ベースの色はLC9X。VWの定番の黒パールですね。ホント多いです。

隠蔽性もいいので、何の問題もなくボカシまで行けました。

そしてクリヤーなんですが、これは最初に書いた通り湯煎しています。

湯の温度は結構高めで、どこの工場にもある湯沸かし棒をペール缶に突っ込んで

いつでも使えるようにアツアツにしているんですよ。

その湯をオケに汲んで、クリヤーの容器を浸けて温めるような感じですね。

少し浸けて撹拌してたら温かくなってくるので、ぬるま湯くらいの温度が適温です。

同じ塗り方をしても、やはり湯煎した方のが仕上がりがよく、

また塗っている途中でのブツ、肌、塗料のノリがやはり違います。

ウチの工場では僕はほとんど磨かず、専務と先輩が磨いてくれるのですが、

専務『いちころさん、最近調子いいっすね~。磨きが楽っすわ!』

と言ってくれるんでね。

ほんの少しのことでココまで仕上がりが変わってくる。

塗装はホント奥が深いっすね。

まだまだ伸びしろがあると信じて、また次の作業に取り組みます。

今日はココまで。明日もがんばりましょう。

お疲れ様でした(`・ω・´)ゞ

 

 

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