呑み雑記 自動車塗装日記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 11杯目 チェックの甘さ

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いちころです。

ディーラーの仕事納めの日がだんだんと迫ってきました。

ダイハツが27日、その他が28日だったかな?多分それくらいです。

ウチの作業ですが、今年納車予定の分は昨日すべて塗装を終えました。

残り数台預かっているんですが、それは来年へ持ち越し。

残りの日数は作業しますが、出来れば納車するといった感じですね。

まぁ、慌てて作業しなくてもよさそうです。

一応年を越すという返事をしてるんでね。

ただ、年内に納めたほうが当然お客さんは喜ぶと思うんで

今日も出勤しました。

というより、世間が3連休の間、全部出勤です。(´Д`)ハァ…

専務からは、

『いちころさん、ずっと出っぱなしでしょ?休んでもらっていいっすよ』

とは言われてるんですけどね。

別に休んだ所で予定はないし、24日に一人って悲しいじゃないですか。

朝から明石に呑みに行っても何かこうアレなんでね。

いやもう出ますよ。お客様のために!・・・・(´;ω;`)

 

悲しくない!悲しくないぞーーーーー!

 

はい、では今回の作業はコチラ。

はい、ミライースですね。

前日にサフまで入れてるんで、ここからの続きになります。

色番はB83。

フェンダーはプラスチックなんで若干色がズレているんで、ドアで調色。

どのクルマ・色でもそうなんですが、黒っぽいというか、濃いんですよ。

ボカすならほぼデータ通りで行けそうだったので、1発で終了です。

足付け時に細部の汚れ、キズ等をよく確認して、ブースに入れていきます。

 

はい、ブースに入れました。

このバンパーは先日言っていたトコットの追加の分です。

同色ではないんですが、もう似たような色だから一緒に行ってまえ!ということで

同時に塗装します。

 

はい。塗り終わりました。

この時の塗り方なんですが、いつものやり方とちょっと変えたんですよね。

というのは、前回86のボンネットを専務が塗っているのを見ていて、

そのベースの乗せ方がとても丁寧だったんですよ。

ひと塗りひと塗りとても丁寧で。

その塗り方と比べると、僕の塗り方がすごく雑というか適当にやってるくらいに思えたんですよね。

 

実際の塗り方の差は、本当にわずかなものです。

違いは丁寧にベースを乗せるところを、僕よりもっと丁寧に乗せてた。それだけなんですよ。

でもそのわずかな差を、目の前で実際に見たことが

今まで悩んできたことを解決する答え(ヒント?)となって、今回実践してみたわけです。

結果、ベースの仕上がりが良く、当然ムラもなし。

クリヤーの乗りもよく、ベースを乗せた所と乗せていない所の肌の差もなく、

ただ、フェンダーの肌には合わせることは出来ませんでしたが、納得行く仕上がりとなりました。

 

 

・・・・・のハズだったんですが・・・・

残念ながら塗り直しすることになったんですよ!!

画像をよく見てみると、もう証拠が残ってるんですが、

リアドアの交換した分の端っこ。

・・・・コーキングがはみ出したままだったんですよ・・・・。

『いや、オマエ脱脂の時に気づくやろ?』

『最低でもベースの時にわかるやん』

・・・・おっしゃる通りです。って、誰も言ってませんけど、自分でも思います。

どこ見てたん?って。

最初言われた時、うそやんマジで?と自分の目を疑いましたもん。

というのも、僕はコーキングした直後、すぐにはみ出したところを拭き取る方なので、

こんなミスはまずしなかったんですよね。

そうでなくても、さっきも書いたように脱脂の所で気付くハズなんですよ。

だって新品パネルを塗る前は、最初にコーキングのはみ出しを見るから。

それをなんで見落としたのか・・。

『どんまい。よくあることです。次行きましょう』

『こんなんよくあるって。塗り直したらエエねん。気にせんでええし。』

もうね、やさしい言葉をかけられると申し訳なくて申し訳なくて・・・。

 

ところがミスはそれだけではありませんでした。

フロントドアのピラーの部分。

何を思ったのか普通に隠してるんですよね。

リアドアは交換で1枚塗り。

ということは、隣接パネルがあるのにブロックで行ったことになります。

こんなの正確に色が合う訳無いですよね。

そもそもボカすように色を作っているので、実際には多少のズレがあります。

それは隣接パネルで見るとモロに分かります。

正面はいいけど、スカシはこっちのほうが黒い。めっちゃ気になる・・・。

 

・・・・・・うわ~。もうやったわ・・(´;ω;`)ブワッ

 

『あ~、もうついでっす。一緒に行きましょう』

と、専務は言ってくれましたけど、この仕事はディーラーからなので

工賃なんて多分6~7万のハズ。

それを手直しするということは、儲けが飛んで足が出る計算です。

もうね、スライディング土下座する勢いで謝りました。

 

『塗装はコレがあるんでね、難しいっすよね。でも気にせんといて下さい。次行きましょう』

怒りもせず、そう言ってくれました。

もう速攻で手直しですよ。

 

失敗の原因として考えられるのは一つだけ。

さっきも書いた塗り方のことばかり考えていたんですよ。

こうやって丁寧に塗ってやろう!ばかり考えて、細部のことを全く見ていなかった・・。

コーキングのはみ出しなんて、見たら分かるレベルですよ。

もうガッツリイッてますからね。

ピラーにしたってそうで、何も考えず、いつものリアドアを修理するような感覚で

何も考えずマスキングしていた。

注意が足りないとはよく言いますが、実際もっと突っ込んで言えば

塗ることばかり気にして、修理するクルマの状態を見ていなかったということです。

 

同じ車種の修理をしていると、以前やった作業と同じことをやることが多くあります。

その経験が仇となり、段取り、または予定調和で作業するからこんな事が起こる訳です。

 

そして集中してなかった。

自分のやりたい作業のことだけに気が向いて、その他を疎かにしていたんですよね。

そら失敗して当然です。

 

塗装の作業は1つでも失敗すると、1からやり直しです。

手直しとなれば、倍の材料費がかかり、時間も使い、

本来やるべき作業も、予定すらも後ろにズレます。

周りへの迷惑も計り知れないし、当然儲けも飛び、マイナスになります。

だから塗装屋は人一倍作業に神経質になり、細かい人が多いんです。

そんな仕事をしていながら、そしてこの忙しい時にこんな凡ミスをするとは・・・。

 

でも、ここで落ち込んでいるヒマはありません。

落ち込むのは作業が終わって家に帰ってからです。

やることは注意しながら手を動かすこと。早速やっていきます。

 

はい、塗り終わりです。

前回塗ってから1日経ち、IRTでしっかり乾燥させてからの再塗装です。

しっかり乾燥させ、足付けもしっかりと行ったんですが

前回のような塗りの仕上がりにはなりませんでした。

艶が引くとまでは言いませんが、もう1つ艶が足りない感じですね。

 

乾燥後、専務が磨いてくれたんですが

『いちころさん、今度はバッチリです!!軽く磨くだけで行けました!』

とは言ってくれたんですけどね。

1度失敗しているからそんな目で見てしまうのかもしれませんが、

やはり手直ししたものは、納得できるいいものにはならんのかな。

いや、ホントすいませんでしたって感じです。

次からは1発で仕上げるように、もっと気を付けていきます。

 

はい、では次の作業はコチラ

NBOXですね。

前回、イタズラ傷で入庫したのをサフまで終わらせていました。

ココからの作業になります。

・・・なんていうか水色とかピンクとか。ほんとカラフルというか派手な色が増えましたよね、クルマって。

余談ですが、クルマの色って全部名前があるって知ってました?

例えばホンダの白で有名なのがチャンピオンシップホワイト。

マツダの赤ではソウルレッド。広島カープの赤でもありますよね。

某、悪魔のZのミッドナイトブルーなんてカッコいい名前もあったりね。

毎回調色する時に名前が出てくるんで、

『よくネタが尽きひんなぁ~』

とか思ってるんですよ。

バタフライピンクとかレモンスカッシュイエローなんてのもありますからね。

そのうち漢字になるんちゃうかな?

漆黒!艷赤!深林!とか。いや分からんっすけどね・・。

 

ハイでは続きです。

前回失敗しているので、しっかり注意して作業していきます。

今回は傷が浅い方で、凹みはなかったんですがところどころ深いところがあったんで、

注意して削り込んでいきました。

パテをするほどではなく、削ってサフでイケる範囲。

乾燥後、傷が消えているかどうか、ガイドコートでよく確認しながら研磨していきました。

 

問題なかったので、足付け・脱脂後、ブースに入れでマスキングです。

前回のような失敗は避けるため、細部の確認を入念に行いました。

そこさえ済めば、後はいつもどおり塗るだけです。

いや、そらアカン。ひと塗りひと塗り丁寧に行きます。

ここで、変えていかないといつまでたっても同じやり方になるんでね。

前回のミライースの塗り方はもう分かった。

次はそれを考えなくても出来るように、常用できるように。

たかが塗り、されど塗りっすよ。

では早速乗せていきます。

 

・・・・オッケーなんですが、クリヤー3発目でリアドアに色ゴミが付いてしまいました。

かなり深いところまでめり込んだ感じです。

これは・・・いや、磨いてアタマを飛ばしたらイケるか?

ここで針で取るのはあまりにも危険なレベルなんで、乾燥させてから考えることにしました。

 

その後、3人で確認したんですが

先輩『え?どれ?』

いち『え?コレですよ。』

専務『ん~?あ、これ?こんなん全然いけますよ!』

いち『いや、しゃがんで見て下さい』

 

・・・・ゴミには色々あるんですが、色によっては分かりにくいものがあります。

でも今回のはしゃがめばちょっと分かるかな~?くらいのものだったんですよ。

色がメタリックなんで、ちょっと白く光るというかよく見たらそこだけ分かる感じで。

 

専務『ん~~~、コレで手直しは避けたい。磨いていきましょ!』

ということで磨きでいくことになりました。

実際、磨き終わったから見たんですが、言われないと気づかないレベルだったんで

コレはもう大丈夫だろうということで、OKが出ました。

専務がきっちり磨いてくれたおかげです。

 

これでNBOX完成ですね。

 

最近は毎回作業中に発見があったり変更があったりするんですが、

今回の変更点は今年の中でも1番のものでした。

自分では丁寧に塗っているつもりでも、そうではなかった。

仕上がりがいくら良くても、途中の工程が雑だと気付いた。

そのキレイな作業を目の当たりにして真似したいと思った。

 

まだまだ腕が悪い。改善点がたくさんある。

それを自分の伸びしろと考えて、今後の作業に生かしていきます。

 

今日はココまで。今年もあと少しですが明日もがんばりましょう。

お疲れ様でした(`・ω・´)ゞ

 

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