自動車塗装の日々の試行錯誤の様子や、DIY情報を書いています

自動車塗装 いちころペイント.net

呑み雑記 自動車塗装日記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 18杯目 塗る順番を迷うクルマ

投稿日:



いちころです。

クルマの外装色はいろいろな種類がある・・・って、何か最近書きましたけど、

その中でも『2トーンカラー』ってのがありまして、

これはご存知のように、1台のクルマに2種類の色が乗っているものです。

 

一昔前は、高級車なんかによく使われていて、

ベルトラインモールで、上下に切るのが一般的でした。

その色でも塗装するのは面倒だったんですが、

最近のはもう、何すか?嫌がらせっすか?というレベルの色分けなんですよね。

今回作業するDAIHATSUムーヴキャンバスのことなんですけどね。

 

シンプルでナチュラルな愛着の持てるデザイン

 

いや、いいっすよ。かわいいし、カラーもキレイし。

文句はないです。

 

・・・・見た目には!

 

これを直すとなったらコレはもう別の話です。

え?コレどう塗ってんの?となるような塗装方法で、

元のように塗ろうとすると、結構な手間がかかることが容易に想像出来るんですよ。

 

では今日は缶トリスを片手に書いていこうと思います。

今日の作業はコチラ。

 

はい。この色割りです。

上は3コートパール(W24)。下は2コートパール(T32)です。

このクルマの何が手間かというと、通常の2トーンというのは、大体上下に2色なんですね。

でもこのクルマは、見て分かってもらえると思いますが

下に白がいるんですよ。

うわ~、めんどくさ~。っていうのが塗装屋の本音です・・。

ですよね? ( ゚д゚ )クワッ!!

 

そしてこの色、茶色の上にパールの段差があるんすよ。(白が上)

ということは、茶色を先に乗せておかないと

段差までは再現出来ないということになるんですが、

でも、ドアの裏は白パールです。

 

ん~?何やこの塗り方・・?と思ってたんですが、

作業を進めていくうちにその理由が分かりました。

 

実はこのクルマ、元は全部茶色なんですね。

その上から3コートパールを乗せているから、こんな逆の段差が出来ているわけですよ。

 

これが、こうなる感じです。

    

 

謎はすべて解けた!せやかて工藤!どないすんねん?

 

・・・・すいません。

この通り再現しようと思ったら、表面は茶色を先に塗ってしまわないと駄目なんですが、

でもさっきも言ったように、裏面は白です。

検討した結果、もう段差の向き(どっちが上か)は無視。

先に白を塗ってから茶色を乗せて、クリヤーで抑える方法で行くことで決まりました。

同じ方法で行くことも考えたんですが、

3コートパールで段差を作ってしまうと、おそらくものすごく高さが出てしまうので、

こら止めとこうと。

 

作業方法が決まったところで、早速進めていきます。

 

あ、作業内容なんですが、

・左スライドドア交換

・左ロッカーパネル~リアフェンダー(レール下)鈑金

・左フロントドアぼかし

です。

・・・この寒い時期に寝っ転がっての作業はとてもキツイので、

もうジャッキで上げてしまいます。とう!

 

スライドドアごとガツーンとロッカーまで凹んでいたんですが、

キレイに出してくれていました。

ポリパテが盛ってあるので、もうコレを研げば仕上げです。

 

ちょっと飛ばして、サフまで塗り終わりました。

特に問題はないですね。乾燥させている間に、次の作業にかかります。

 

はい、新品のスライドドアですね。

ボディのサフ研磨後、仮付けをしてもらって、ラインの高さを測りました。

ちょうど溝というか、段差の下付近なんですよね。分かりやすい。

足付け後、コーキングをしていきます。

 

皆さん、コーキング得意ですか?

僕はね~、苦手なんですよ。なんかこう、ウネるというか真っ直ぐに行かないんですよね。

『いちころ!息止めろ!』

って、引くときは息を止めてやれって昔親方に教わったんですが、

そんなのしてたら酸欠になるわ!

 

で、このコーキングなんですが、やり方はやっぱり現場によって違いますよね。

ウチの場合は、エアータイプのシーリングガンで打つんですが、

手で握るタイプのもので上手に引く工場もありますよね。

あとはカタチ。

ウチではなるべく新車の時のものを、頑張って再現しようとしてるんですよ。

でも、以前いた工場では、せっかく付けたシーラーを、指でなすって伸ばして

なんかこう、べちゃーっと伸びた状態で上げてくるところもあったんですよね。

そこは鈑金屋さんが打ってたんですが、正直先輩やし

『何やコレ?こんなもんあっかい!(アカンの意味)やり直しや!』

とは言えないんで、仕方なくそのまま行ってたりしたんですよ。しぶしぶ。

 

でもお分かりの通り、ディーラー仕事の場合は、必ずシーラーを見られるので

汚かったら1発アウトじゃないですか。

コレで手直しは流石にナシなんでね。

まだまだへたなんですけど、もっと上手く出来るように練習します∠(`・ω・´)

 

ここでサフが乾いたので研磨していきます。

ちょっと分かりにくいですが、研磨終了です。

先輩がブースを使うので、とりあえずはココまででおいておきます。

続きはまた明日です。

 

もう1台、午前中に塗ったクルマがコチラ

はい、昨日準備していたムーブです。

このクルマは超安上げで、スライドなんて下はもう折れ目が付くほど凹んでいるんですが、

コレはもうええからそのまま塗れと。

エクボも数箇所あったので、これは後ろから押してなんとか小さくしました。

スリキズも沢山あったんですが、なにせ安上げの早上げ。

ココまでやったらもうOKやろ!というところまで仕上げて終了です。

 

 

あ、そういえば今日、嬉しいことがあったんですよ(-ω☆)キラリ

これ。

Twitterでも上げましたけど、新しいガンを買ってもらいました。

みんなの共用ですが、多分僕専用です。

このガンはKiwamiRTという、カラークリヤーに特化したガンらしいです。

例えばマツダのソウルレッドみたいなああいう色ですね。

とにかく塗料が微粒子化されるので、ムラになりにくいとのこと。

メタでもパールでも使えるそうです。

あー、それなら昨日塗った1G3(プリウスやシエンタ)で試したかったー。

2台もあったのにね。

ま、次の機会に置いておきます。

 

今日はココまで。明日もまたがんばりましょう。

雨らしいんでね、運転される方は気を付けてください。

お疲れ様でした~∠(`・ω・´)

 

 

-呑み雑記, 自動車塗装日記

Copyright© 自動車塗装 いちころペイント.net , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.