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呑み雑記 自動車塗装日記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 22杯目 弱点の克服

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いちころです。

最近ちょこちょこ書いているんですが、ちょっと壁にぶつかるというか

悩みがあるんですけどね。えぇ、もちろん仕事のことなんですけど。

 

ついこの間、ベースのガンをkiwamiRTに変えて、なんでもかんでも

このガンで塗っているんですけど、これがもうスゴイ良いガンでね。

それはもう、毎回書いてるんで省きますが、問題はその先なんですよ。

つまりクリヤーの乗せ方です。

 

kiwamiRTを使うことで、コレまでとはベースの肌が変わったので

なんかこう、クリヤーのアラがよく分かるというか見えるというか、

満足行かなくなってきたんですよね。

別にそんなに悪いわけじゃない。

垂れるわけでもないし、ブツが多いわけでもない。艶もある。

ほな何?というと、それは

『雰囲気』

なんですよ。ふんいき。

は?なんか言うとるでコイツ・・・・・。とか思わないで下さいね?

 

えとね~、塗装屋の人なら分かると思うんですが、

『塗ったことが丸分かり』

の肌ってあるじゃないですか。あれですよ。

ここ数台、それをどうするか悩みに悩んでいたんですが、

今回ちょっと見えたというか手応えがあったんでね。

もし同じ悩みの人がいたら、ちょっとは足しになるかもしれないんでね。

情報を共有しとこうと思います。

では今回の作業はコチラ

はい、VWゴルフですね。

もうね、前の青いゴルフもそうだったんですが、

『よりによってココを当てるか?』

ってところなんですよね、ココ。

というのも、この箇所はラインが沢山あって、パテで作るのがとても手間な上に、

ロッカーパネルのパテはやりにくい!

いや、アーチやけどもどっちでもええ!やりにくい!

・・・・と、一通り愚痴ったので早速やっていきます

は~。だいたい終わった所ですね。

ラインを出して、高さも合わせたので、あとは細部を決めていくだけです。

や~、もう勘弁してほしいっすわ・・。

 

はい、ちょっと飛ばしまして、足付け、マスキングまで終わらせました。

今回はロッカーパネルで切るので、ドアは開けれるようにして塗装していきます。

あ、色はソリッドです。

では早速塗っていきます。

 

・・・・乗せすぎ。狙いすぎた。

垂れてはないですが、肌がちょっと伸び気味。

ドアはまだちょっとマシですが、リアフェンダーは明らかに伸びてます。

クリヤー2発目までは良かったんですが、ちょっと思うところがあって

試しにやってみたんですよね。

VWは肌が小さいのでまだ磨けばセーフの範囲。

ただ専務、すいません・・・(ウチは専務が磨き

 

でも、この時点で思っていたことが間違いだということが分かりました。

次は必ず決めます。

では次の作業はコチラ

 

はい、DAIHATSUタントです。

・・・ホンマ、また3コートパールですね。しかもフェンダーはプラスチック。

このクルマはボンネットもなんですけどね。

詳しくは知りませんが、どうも出始めのタントやウェイクはボンネットがプラスチック

だそうで、よく熱による変形でクレームがあるそうです。

リコールの対象なんかな?

修理箇所は左フロントフェンダー交換、フロントバンパー交換、

左フロントドアぼかしです。

では早速やって行きます。

はい。調色以外特になにもないので、ここまで飛ばします。

フェンダーはプラスチックで出来ているため、プライマーを塗布します。

・・・これも工場によって色々ありますよね。

ウチのようにプラスチックプライマーを吹くところもあれば、

ミッチャクロンを吹くところもあります。

以前いた工場では、プライマー自体吹かないところもありましたしね。

どれが正解なのかは分かりませんけど、僕の認識としては

プライマーは接着剤の役割と思っているので、足付けした後

ダブルコートで塗布するのが最良だと思います。その方が安心ですしね。

では塗っていきます。

 

はい。クリヤーまで塗り終わりました。

・・・・・・いやこれね。写真ではパッとしませんけど

この仕上がりは、今まで塗ってきた中で最良です。いや、ホンマに。

実は今回、ドアのボカシが上手く行かなくて手こずっていたんですよ。

ボカシ際が離れてみたら分かったんですよね。ちょっと白くて。

だから結局、ドアの半分くらいまで広げてボカシて、

結果、なんとか誤魔化すことが出来ました。

kiwamiRTでパールを乗せたんで、ムラはなし。

次は問題のクリヤーです。

 

クリヤー前の肌の確認では、ミストのザラつきはなし。

しっとりしています。

ここでクリヤーのシンナー希釈なんですが、

今の時期、僕は10番を25%で割っていました。

それを今回は30%にします。

ガンはデビのジュピター。

吐出量は2回転半、空気圧はいつもより少し高めでいきました。

 

1回目はバラ吹き。2回めで艶を出します。

この時点でもう良いかな?というくらいの肌だったんですが

膜厚を考えるともう1発行かないと薄すぎます。

乾燥時間を置き、3回めへ。

 

・・・・と、ココまではいつもどおりなんですがここからが少しだけ違います。

いつもの3回目は、垂れないように様子を見ながら塗っていました。

だからウエットではありません。セミウエット気味です。

それを今回は、ウエットでいきました。

ベタ塗りというほどではありませんが、それでも均一に。

すると、この肌が出来上がったんですよね。

 

お気づきのように、今回の塗りでは特に変わったことはしていません。

ですが、今回は気持ち的というか、心境として変えた部分がありました。

それは、艶がない肌を塗るときと、艶がある時の肌の塗りの違いです。

 

2発目、バラ吹きをしたあとの塗りは、艶を出すためにウエットに塗りますが

ここは結構強気というか、ガンガン塗っていきます。

でも3発目の仕上げのときは、肌にもう艶があるため、そんなウエットには塗らなかったんですよ。

垂れたりするんでね。

そこを2発目と同じくらいの感じでべったり塗ったら、上手くいった感じです。

肌も隣接パネルに合っているし、垂れ・ブツも一切ナシ。

 

長年塗装をしている人なら分かると思いますが、作業しているとどうしても

自分の癖というか、基本とは離れた独自の方法で作業したりします。

その中の一つに、失敗したことを繰り返さないために、やり方を変えるということが

あるんですが、僕の場合、それが艶のある肌への塗りだったんですよ。

2発目から3発目への塗りですね。

そこをべったり塗らないために肌が悪くなり、

『あー、これは磨きでなんとかしたらええか』

という作業が習慣になり、今までやってきた感じです。

うすうす気付いてはいたんですけどね。

ウエットで行こうとしても、どこか自分でブレーキを踏んでしまっていたんですよね。

垂らすのが嫌だから。失敗するのが嫌だから。

 

技術が一定以上上がり、知識もあるなら、そこから先は心境というか

ココロの持ちような気がします。

そんな時、一人ではどうしようもないので周りに聞いたりするんですよ。

ウチなら先輩とか専務とか。

その人達の知識と経験を借りて作業すれば、一人考えてたら思いもつかなかった

やり方を思いついたりしますしね。

 

今回は、自分の駄目なところを改善できたんでね。

この調子で明日からも作業していきます。

今日はここまで。明日もがんばりましょう。

お疲れ様でした∠(`・ω・´)

 

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