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自動車塗装 いちころ呑み雑記 24杯目 塗装の神様

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いちころです。

前の記事でも書きましたが、ここ数台、クリヤーの塗り方を変えてるんですけどね。

それもちょっと形になってきたというか、まだ足りないですけど

なんとかこう、上手く行ってる感じなんですよ。

このまま順調に行ったら、技術的にも、もう一つ上に行けそうです。

 

って、前回から僕がどんな塗りを目指しているかとか、何も言ってませんでしたね。

『コイツ、何を自分の世界に入っとるねん?』

とか思ってました?ホントすいません・・・。

実はですね、やりたい塗りというのは、いわゆるノンポリです。

磨かなくていい塗り。

その条件はいたって単純で、

・隣接パネルに肌を合わせる。(均一な肌)

・ブツを絶対に付けない

・正確に色を合わせる。

これだけ。たったこれだけなんですよ。

何か簡単そうでしょ?

『長年やってるプロなんやろ?これぐらい楽勝ちゃうの?』

みたいなことを言われることもあるんですよね。

特に鈑金屋とかに。

キレイに塗るのが仕事なんやから、コレぐらい出来るやろ?って。

 

・・・・でもね。

たった3つ。このたった3つがめちゃくちゃ難しいんですよ。

隣接パネルに肌を合わす。・・・これはまぁ出来ます。3つの中では

まだ難易度は低いほうです。塗板の段階で確認できますからね。

 

問題は2個め。ブツ。色ゴミ。

これはね、ホント難易度が高いんですよ。

自分のチカラでは多分どうしようもないんじゃないか?と思うくらいに。

 

例えば、塗装の教本だったり、その他塗装のマニュアル的な本の中には

当然ブツの処理、ブツを付けない方法なんかを取り上げていたりします。

その内容は、大体静電気の話しなんですが、結論から言うと

それが分かったところで同しようもないことが、やっぱり多いと思います。

・エアーを通るホースの中で摩擦が起こる

・塗料がガンから出る時に摩擦が起こる

・塗面に塗料が当たる時に摩擦が起こる

・そもそもクルマが帯電している

・鉄の箱であるブース自体が帯電しやすい

・・・・・・で?んで?どうするん?

こんだけ静電気が起こる条件が揃っている中で、どうやって除去するん?

となったとき、出てくる答えは

『塗る前に塗面をタッククロスなどでよく拭く』

『イオンシャワーブローガンなどを使い対策する』

 

やかましわっ!んなもんみんなやっとるわっ!

・・・っと、被せ気味に突っ込んでしまいそうなことしか書いてないことがよくあります。

でも、それくらいしか出来ないんですよね。実際。

掃除、掃除、掃除。

身の回りから、ガンから、クルマから全部。

それしかやりようがないですもんね。

 

そのことで専務のこの間喋ってたんですけどね。

 

専務『ブツが付くのはね~、それはいちころさんのココロが汚れとるんすよ!』

いち『( ゚д゚)!』

専務『ガンの掃除、身の回りの掃除、クルマの掃除。もっと徹底せんと』

いち『そうかもですね』

専務『そのココロの汚れが仕事に出とるんです』

いち『( ゚д゚)・・・・・・』

専務『いちころさん、腕ええけど心技体でいうたら心が甘いんですよ。

そのスキを塗装の神さんは見てて、いちころさんに罰を与えとるんすよ!』

 

塗装の神さんって・・・・。

もっと色々話したんですが、なんか最後は関西人特有の笑いに話が行ってしまって

なんかよく分からなくなりましたが、掃除とココロの問題はガチでした。

 

塗ってる最中にたまに出る小さな黒点。

3コートパールや白系の色の場合は致命傷になるミスです。

点で付くので、付いたら除去はもう無理。

じゃ、コレは何かというと、ガンの中にあった汚れが溶剤で溶けて出たもので、

でも普通に掃除しただけでは取り切れないものです。

それをもっと掃除したらええんちゃうの?塗る前に毎回分解清掃するくらいの勢いで。

それやってるか?オレ?

いや、週一でもやってない。

洗浄機に通して、軽く吹く位しかやってない。

そら、ゴミが出ても無理ないっすよね。やってないんやからね。

その辺の認識がまだまだ甘いっすわ。

出来る人からしたら常識的なことも、やれてない、やってない。

 

専務は『塗装の神さん』と茶化して言ってましたけど、要は抜けてる所は

そのままミスとして出るよ、ということを言ってたんだと思います。

 

納得行くクリヤーの乗せ方を掴み、納得行く仕上がりになったと思ったら

なんか今まで気づかなかった不具合が目につく。

その不具合を改善しようと思ったら、何か最初も最初、掃除からやり直しみたいなね。

今そんなとこっすよ。

 

他の現場でもそうだと思うんですけどね、

若い子は腕を上げたい、社長はもっとうまくなってほしい、

でもそんな急には上がらない。

 

その改善の方法の一つが、自分の問題点の改善だと思うんですよ。

当たり前って?いやいやそうでもないんです。

その証拠に、何度も同じミスをしませんか?

細部が塗れてない、色が隠蔽出来てない、肌が高い、下面の塗りが甘いなど。

何度も同じミスをするのは、本人が深刻なミスだと思ってないからなんすよね。

でも腕を上げたいと思っている。

・・・そら上がらないっすよ。無理っすよ。

口でどれだけ偉そうなことを言っていてもね。

 

自分の出来てないところを出来るようにするには、それは苦労もするし

時間もかかります。

でも、そこを乗り越えるか、留まるかで腕の良し悪しは決まるし、

現状、自分の腕がそれを物語ってますよね、実際。

 

結局、地道な作業の繰り返ししかないんちゃうの?というのが僕の結論です。

そういうと、成功に近道はないとか言う人がいますけど、

そもそも近道とか言うてる時点で、ちょっとショートカットして楽しようと思ってるじゃないですか。

近道したら、抜いた分だけ後からやるハメになって、

何かそれやったら最初からやっといたらよかった!って絶対なるんすよ。

それ自体も経験して失敗しないと分からないことですけど。

 

あ、これ全部僕の過去のことなんすけどね。

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