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自動車塗装 いちころ呑み雑記 25杯目 ブツ・色ゴミが付きにくい塗り方

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いちころです。

クリヤーを塗装する時に注意することっていろいろありますよね。

垂れ、肌、ブツなど。

僕も色んなやり方を試しては来たんですが、その中でも垂れと肌は、

塗り方でなんとかなったんですが、でもブツだけは、ホントどうしようもなかったんですよ。

・別に付けたくないのにどうしても付いてしまう。

・よりにもよって、ちょうど直したところに狙ったように付く。

・磨きにくいカドにデカイのが付く

ってね。

塗装屋の方なら同意してくれますよね?ね?

 

色ゴミの場合はガンから出るものなので掃除すれば大丈夫ですが、

ブツってどうやって付かないようにするの?となった時、

コレといって正解を言う人ってあんまりいないんですよね。

本を見ても『掃除しろ!』くらいしか書いてないし、誰に聞いても同じような感じです。

 

僕もね、このことにずっと悩んでたんですよ。

僕の塗りは周りからはブツが少なめとは言われてるんですが、それでも無いわけじゃない。

やっぱよく見たら結構あるんですよね。

で、もう出来ることと言ったら掃除だけなんで、一生懸命やってたんですよ。

タッククロスで拭いて、エアブローして・・・・。

 

でも今日、『あれ?』って思ったんですよ。

『ブツを付けないように掃除しているのに、

コレってブツを余計に付けることをしてるんちゃうの?』

って。

で、その時ふと思いついたやり方で塗装したら、見事にブツが全然付かずに

塗れたんですよ。

2台塗って、2台ともブツなし。

これは出来すぎかもしれませんけど、でも多分ですが、

このやり方をすれば、大幅にブツを付けない塗装が出来ると思います。

そのやり方を発見したんでね、その情報の共有をしようと思います。

 

ブツが付く=静電気のせい

(※静電気が何かという話は専門ではないので感覚で書きます。)

僕の考えなんですけどね。

ブツが付く=静電気のせい

なんですよ。だから、塗装前の作業の殆どが

静電気を起こすことをやっているわけですね。

マスキングにマスカーなどのビニールを使ってるなら、

それだけでスゴイ静電気が起きますよね。

引っ張るだけでバチバチいいませんか?

タッククロスで拭き取ると、その後腕にモワっとした静電気を感じることはないですか?

エアブロー・・。これってホントにゴミを飛ばしてるんですか?

エアーがボディに当たった時、摩擦で静電気が起こるんちゃうんすか?

その上からベースを塗って、クリヤーを塗って、間にエアブローをして。

 

いやいや、これって全部静電気が起こることをしてるやん。

どこで除去してるんすか?

どこでもしてないですよね?

だからブツが付いて当然なんですよ。静電気まみれの中で

さらに静電気を起こすことをやってるわけですから。

塗ってる最中に『ぺたっ!』と付くあのブツは、付くべくして付いてたわけですよ。

 

断言しますけど、どれだけ上手いこと塗れる人でも

ブツが付くか付かないかは、その時の運的なものがあって

付くときは付く。付かないときは付かない。こんな感じです。

その証拠に、100発100中でブツ無しで塗れます?

多分無理ですよね?それはなぜかって、ブツ処理の方法が完全には分からないからですよね?

 

・・・・いや、言い過ぎましたね。すいません。

僕も完全には分かってないんで偉そうなことは言えないんですが、

でもね、問題なのはこの静電気なんですよ。

コレをなんとかすれば、ブツはかなり減るはず。

『いや、それは分かってるけどやり方が分からん』

そう思ってる人も多いと思うんでね、

次は実際の作業方法を書いていきますね

 

静電気を除去する

では、実際の作業のやり方を説明しますね。

ですが、特に変わったことはやらないんですよ。

ただ、道具が変わります。それがコレ。

イオンシャワーブローガンです。

今まで使っていたブローガンから、このガンに変えるだけです。

そんなん今までやってたって?いやいや、もしそうなら使い方が違ってたんですよ。

まず考え方はこんな感じです。

塗り直前のボディは、もう静電気が溜まりまくってるわけですよ。

その状態がまずいんで、このイオンシャワーブローガンを使います。

使い方はブローガンと一緒。

ただ、イメージするのは飛ばすのはゴミじゃなくて静電気です。

そんな感覚です。

では作業工程を説明していきますね。

※以下、イオンシャワーブローガン=ブローガンとします。

はい。アルトのボンネット塗装です。

サフの箇所のみベースでボカシ。あとはクリヤーで抑えます。

 

1.まず最初にブローガンのスイッチをONにしてエアブロー。

細部までしっかりと飛ばしていきます。

その後、面をタッククロスで拭き取ります。

この時に静電気が起きますが、これは構いません。

拭き取った後、ブローガンで静電気を飛ばすように

しっかりとエアブローを行います。

 

2.レベリングで全体を吹いた後、ベースを乗せて仕上げます。

その際、エアブローをするときは必ずブローガンを使います。

スプレーガンの半クラなどはNG。

これは、ベースを塗った時にボンネットに溜まった静電気を抜くためです。

 

3.ベースが決まったら、次はクリヤーを乗せていきます。

しっかりとブローガンでボンネットを飛ばしていきます。

この時、タッククロスは使いません。エアブローのみです。

 

4.1発目の後エアブロー。2発目の後もエアブロー。

これは、クリヤーを乾かすためだけではなく、塗料の摩擦で起こった

静電気を抜くためでもあります。

指触乾燥したら、もう一度エアブローをし、3発目を乗せていきます。

 

はい。クリヤーを乗せ終わりました。

ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ブツは一切付いていません。

で、これで終わりではないんですね。

3発目にクリヤーを乗せた時に溜まった静電気を抜くため、

もう一度ブローガンでエアブローをしていきます。

そうすることで、自然乾燥している時にブツが付くのを防ぐわけです。

これで塗装終了です。

 

静電気の除去が出来ても

これが僕が今回発見した塗装方法です。

ただ、この方法で塗ったとしても、ブツが出たり肌が荒れる場合があります。

それはベースの塗りが不十分だったりザラつかせていたり、

細部のエアブローが不十分だったり、脱脂がキチンと出来ていなかったり。

そしてクリヤーをキチンと重ねられない場合もですね。

 

要は技術的に不十分、または仕事が粗い人の場合は

残念ながら静電気の除去は出来ても、その他に問題があるため

ノンポリで行けるような肌に仕上げるのは難しいと思います。

そうなると、静電気の除去をしても、せっかくの効果も無駄になるんでね、

自分の作業方法をもう一回組み直す必要がありますよね。

どこが悪いのか、どうすべきなのかとかね。

 

まとめ

上でも書きましたが、このブツ・色ゴミをつかないようにする塗り方って、

ホントどこにも情報が出てなかったんですよね。

どこかで見たことあります?

あるのは、静電気が起こる条件というか説明的なものだけで、

肝心の除去方法が書かれてないものばっかりで、僕は見たことなかったんですよ。

誰に聞いても掃除したら?とか、そんな感じのことばっかりでね。

 

今回のこの作業方法は、常識的にやってる工場も多いと思います。

『なんか当たり前のこと言うてるわ』

って思ってる人もいるんじゃないですかね?ごもっともです。

でも、知らない人も多いと思うんですよ。

ブツは付くもの。付いたら磨きでなんとかしたらエエねんって、

そんな工場がほんと多いです。ウチもそうですしね。

 

だから、今回のこの作業方法を試してみて良いと思ったら、

工場の仲間や他の色んな人と、何ならこの記事を見てもらってもいいんでね、

みんなで共有してほしいんですよ。

そうしたら作業も楽になるし、腕も売上も上がるじゃないですか。

そんな感じで使ってみてください。

 

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