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自動車塗装 いちころ呑み雑記 26杯目 半乾きの塗り直し

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いちころです。

現場にもよりますが、塗装したそのクルマを

ウチの工場の場合は、よっぽどの急ぎじゃない限りは次の日の朝にあぶります。

その時にIRTというヒーターを使うんですが、コレがすごい火力なんですよ。

これなんですけど。

だから最近の、たとえばウェイクとかミライースとか、ああいう

鉄板の薄いパネルなんかはベッコベコになってしまうんですよね。

もちろん、火力の調整は出来るんで加減してやってるんですけどね。

 

で、このIRTなんですが結構年代物で、これは2機あるんですが

そのうちの1機がちょっと調子が悪くて、火力が弱いんですよ。

 

今回はその弱いほうであぶったために起こった失敗例の報告です。

では、そのクルマはコチラ。

はい。日曜日に休日出勤して塗ったゴルフですね。

このクルマが今回の被害車(?)です。

 

コトの流れなんですけどね。塗装自体は何の問題もなかったんですよね。

で、塗った次の日、月曜日の朝にあぶってたんですよ。

でも、僕が出勤したときにはもうあぶり終わってて、組付けの方に回ってたんですね。

んで、それから磨き終わって、納車が二日後だったんでそのまま置いてて、

次の日が雨やって、1日外の駐車場に置いてたんですよ。

それから次の朝に専務が洗車してたんですが、途中で飛んできて

『いちころさ~~ん!緊急事態や~~~』

って。

もう、なんやねん。どないしてん?ってクルマを見に行ったら

もうフロントドアのまさに直したところ周辺に、雨が流れたような形が付いてたんですよ。

おぉ~マジでか。こらアカンやつやんって。

当然染み込むというか塗膜が侵されているような感じなので、磨いてどうなるもんでもありません。

作業を中断して、即塗り直しです。

あまりに急いでたんで、ココからしか写真がないんですが

この逆アールとラインの間のちょっと平らなところがあるでしょ?

ココです。ココら一帯ですね。だら~っと縦に形がイッてたんですよ。

日陰では分からないんですが、陽に当たったら1発で分かるくらいでね。

もう仕方ないんで塗り直しです。

 

はい、塗り直しました。

今更ドアハンドルやミラーなんかを分解してくれとも言えないんで、

ちょうどラインがあるので、ココで切ることにしました。

投光機で確認しながらぬったんですが、この時点では問題なし。

ただし、あぶってからどうかなるかもしれないんで、油断は出来ない状態です。

1回ケチが作業は、何が起こっても不思議ではないんでね。

 

で、結局納期は過ぎることになったんですが、元々そんなに急いでなかったらしく

明日でもええよと言っていただき、翌日に仕上げることに。

で、次の日にあぶったんですが、問題なし。

無事、昼に納車しました。

 

今回、こんな不具合が起こった失敗を考えてたんですけどね。

例えば湿度が高すぎる時に塗装したら、塗面が白ボケすることってあるでしょ?

でもあれって、あぶれば直るじゃないですか。キレイに。

でも今回のゴルフは、塗った時はどうもなかったんですよ。

それは確認したんで間違いないです。

塗った日は寒かったですけど湿度はそんなに高くなかったし、晴れてましたしね。

じゃ、あとはもう乾いてなかったとしか考えられないわけですよ。

まずは塗料。

硬化剤を入れるのは、サフとクリヤー。

でも補修したのはラインより下なので、今回の形がいった場所ではないので関係なし。

じゃ、クリヤーか?

いや、クリヤーも僕が20%計って入れたのを覚えているので問題なし。

その証拠に、塗膜自体はカチカチに硬化しています。

そこで気付いたんですが、もしかしてこのクルマをあぶったのって

弱い方のIRTちゃうの?って。

そのことを専務に聞いたら『あ!』って。

・・・・・それやん。

でも、それなら何で下だけ?ってなりますよね?

だったそれ以外の場所は何ともなってないわけですから。

ベースを乗せたところだけ。

場合によっては、直し方が悪かったんちゃうの?と疑われてもおかしくないところです。

その理由なんですが、これはすぐに分かって

要するに下面をあぶった時、クルマとIRTの距離が遠かったんですよ。

弱い方のIRTで距離をはなしてあぶったから、半乾きの状態で終わった。

でも冷めたらそこそこ固まっていて、専務も乾いたと思いこんでいたから

そのまま磨いた。

で、1日置いてるからもう大丈夫やろうと1日雨の中外においていて、

そのまま拭き取らずに1晩置いたために、半乾きの塗膜が侵された。

 

こういうことだったんですね。

この失敗の原因が分かってないと、次も同じことが起こるかもしれないんでね。

次からは気をつけることにします。

 

話は変わって、今日の作業なんですが、

連日書いてる通り、ブツなしの塗りに取り組んでるんですけどね。

この塗り方は、当然磨きが楽。または磨かなくてもいい仕上げにするのが目的なんですが

そのなかでも、安上げの作業の時は特に重宝されます。

だって、塗りっぱなしでイケるわけですから。

その作業がコチラ。

はいコチラ。近すぎて分かりにくいですがフリードのゲート鈑金です。

このクルマはレンタカーで、超安上げ。あまり時間も手間もかけることが出来ないんですよ。

だからパッパと仕上げていきます。

 

硬ったい鈑金パテがべったり付いていたんで研ぐのに苦労しました。

で、次にポリパテを付けるんですが、この時の付け方って、

最初、しごいて付けるのが基本ですよね。こんな感じで

シュッとなんかこう、ペーパー目や巣穴に擦るように

力いっぱいなするように付ける人もいると思います。

講習に行っても、同じように講師の先生が付けてましたしね。

僕も以前はこんな感じで付けてました。

コレが普通だと思ってたんで。

 

・・・でもね。これってホンマにこうせなアカンのですか?

そもそも何でこんなしごいて付けるの?と聞くと、大抵

『しごいて付けないとパテが取れる』

『後から巣穴が開く』

とか言われるんですよ。

・・・・ホンマかいな。

まず、パテが取れるってどのタイミングで?

あぶった時?研いでる時?

後から巣穴が開くっていつ?

 

・・・いや、しごいて付けない場合、どのタイミングで不具合が出るんすか?

 

これね、断言しますけど、今のパテってしごき付けは不要ですよ。

その証拠に、僕、今は全くそごいて付けてないですからね。

普通にあぶって普通にといで、エッジも付けれますし

もちろん剥がれる、取れることはありません。

多少は巣穴は空きますけど、それは許容範囲というか

いくらポリパテでも小さいのは空くじゃないですか。それくらいです。

塗装後もあぶっても、70℃とかの超高温で焼かない限り浮きませんしね。

 

しごいて付けろと言ってる人って、何を根拠に言ってるんですか?

過去に何か失敗したとか?

それっていつの話ですか?

 

これをね、前の工場で某塗料メーカーの講師の人に聞いたんですよ。

その人も最初はしごいて付けることの意味を力説しててね。

ペーパー目にしっかりこすりつけないとパテが密着しないとか。

でも、今のパテって、そんなことをしなくても超強力に付くじゃないですか。

それを実際やってみたら、結局、

出来るんやったら好きな方でやってみたいな感じになってね。

なんじゃそら!ってなったことがあったんですよ。

 

だから僕は普通に付けてやってるんですよ。

こんな感じでぺたっと。

 

IRTであぶっても、不具合が起きることはありませんでした。

パテの不具合が起きる可能性があるとしたら、

それはパテの前の下処理の問題とかじゃないですかね?

水気が噛んでるとか、足が当たってないとか。

夏場になるとパテが浮いてくるクルマって、過去に何台か作業しましたけど、

大概、パテがポロポロ取れましたからね。

 

で、続きなんですけどちょっと飛ばしてベースを乗せて

パールも乗せ終わったところからです。

今回からの塗装の決まりとして、エアブローはしません。

いや、ブローガンとかスプレーガンではしないという意味でね。

普通、塗料を乗せ終わったら、その勢いでガンでエアーを吹いて

塗膜を乾かしたりするじゃないですか。僕もやってましたし。

普通そうですよね。

でも、これがおそらく間違いというか、ブツの原因なんですよね。

だから、コイツらであ絶対にエアブローはせず、必ず毎回

イオンシャワーブローガンで吹きます。毎回。

すると、まぁブツがつかない。

いや、結局1こ付いたんですが、それでも小さいのが1個だけです。

無視できるくらいのものなんですけどね。

それと同時にキャリイのフロントパネルとコーナーも塗ったんですが

これはブツなしで仕上げることが出来ました。

 

やっぱり、このやり方で間違ってないように思います。

あとはこのまま場数を踏んで、このやり方が普通になれば

もう一つ腕が上がると思うんですよ。

そんな感じで明日も作業していきます。

なんかゴルフのバンパーがまた入ってくるらしいんでね。

 

あ~、もう3時っすわ。

僕ね、睡眠時間少ないんですよね。

あんまり長く寝れないというか、早く寝たら早く起きてしまうんすよ。

困ったもんです。

 

では今日はココまで。明日もがんばりましょう。

お疲れ様でした∠(`・ω・´)

 

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