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呑み雑記 自動車塗装日記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 29杯目 季節の変わり目

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いちころです。

最近、結構暖かくなってきましたよね。

朝晩はちょっと寒いですけど、日中は上着を脱ぐほどでね。

寒い季節から暖かい季節になるのは、過ごしやすくて良いんですけど,

われわれ塗装屋は、この季節の変わり目が結構嫌いなんすよ。

 

というのも、自動車塗装は、温度や湿度にすごい影響を受ける作業でして、

季節の変わり目には、シンナーの番手を調節しないとダメなんですよね。

ちなみにウチは4種類あって、

超速乾(5)、速乾(10),標準(20)、遅乾(30)なんですけど、

今までは寒いので、5と10を割っていたんですよ。

で、今はブースの中の温度が昼間なら16℃とかになることもあるんで、

5は止めて10と20を割ってる感じです。

 

ここで、もし配分を間違えたらどうなるのか・・?

例えば、10だけでいった場合はどうなるかというと、

例えばベースを塗った場合、塗料の乾燥がめちゃくちゃ早くなるんですよ。

ボカシなんてしたら、レベリングを吹いていてもザラッザラとは言いませんが

もうダメなレベルで肌が高くなったりね。

他には、メタリックやパールなんかはムラになってしまうんですよ。

どれだけムラ抜きをしても、乾燥してしまうので抜けないんですよね。

それは、混ぜる配分を間違えても起こることで、

例えば今日、先輩が塗ったクルマなんかは、ブースの温度が15℃超えだったので、

10と20を半々で行ったんですよ。

でもクリヤーを塗り終わってみたら

『おい、何やコレ?めっちゃ(ムラが)おるやんけ!!』

ってなってね。塗り直しです。

仕方ないですけどね。

これは塗り方にもよると思いますが、ドライすぎてもダメだし、

逆にウエットならなんでも良いのかといえばそうでもないですよね。

やっぱり、その時の気温に合ったシンナーの選定をし、ウエット気味に乗せていかないとね。

その変わり目が、今なんですよ。

ホント、面倒くさいっすわ。(´Д`)ハァ…

 

では、今回の作業はコチラ

あ、僕が写ってますね(*ノェノ)キャー・・・キモいって?すいません・・・

はい、プレミオです。作業内容はコチラ

・左リアドア交換

・左ロッカーパネル鈑金

で、フロントドアはボカシですね。

作業自体はよくある内容なんですが、不安材料があるとすれば

ムラになりやすい色+シンナー希釈によるザラつき

ですね。

写真で見るとこの色って黒っぽいですが、

実際はもっと白っぽくて赤みが強くなっています。

調色自体は4発で済んだんですが、シンナーをどうするか。

今の温度は12℃。無難に10と20を半々で行くか、

ちょっと早めにするか、逆に遅めにするか。

悩むところですが、ムラになりやすいということを考慮して

遅めで行くことに。

10を30%、20を70%で行きます。

 

はい、ちょっと飛ばしまして、マスキングまで終わらせました。

ロッカーパネルは、もう前まで行ってしまいます。

ここでブースの温度を確認すると、13℃。

湿度は合ってるのか狂ってるのか50%でした。ホンマかいな。

シンナー希釈は予定通り、10を30%、20を70%でいきます。

 

・・・・・・いった!と思ったんですが、それぞれブツが付いてしまいました。

で、リアフェンダーとリアドアは問題なく行けたんですが、

フロントドアをちょっとやってしまいました。

というのは、艷が大分引いてしまったんですよ。

その理由なんですが、ボカシにちょっと手こずってしまったんですよね。

ドアハンドルの辺りまでベースを乗せ、その先でボカシたんですが

なんかこう、ボケてなかったというか、ボカシ際がちょんバレだったんですよ。

こらアカン!となって、あの手この手を尽くしてやっとこボカせたんですが、

ドライで乗せすぎたために、結局後のクリヤーを吸い込んで

その結果、艷引けを起こしてしまった。

乗せる分は乗せてるので、磨けばおKなんですが、

プロの塗装屋としては0点。

『お~~い、お前、目ぇ開けてやってるか~?』

とか昔、親方に言われましたが、まだこんなミスをするとは・・・。

悔しさしかないっすね。専務、すいません磨いてください・・・

くっそ・・・・。

気を取り直して次に行きます。

 

はい、シエンタですね。

前も入庫したんですが、今回はボンネットの飛び石補修。

・・・・と、恥ずかしながらクレームでございます。はい、ミスりました。

というのも、このクルマは以前にも入庫したことがあり、

その時は左のスライドとレールカバー、クオーター塗りだったんですが

ガソリンリッドの縁のクリヤーがめくれてきたらしいんですよ。

足が当たってなかったんか・・・。

艶はあったんで間違いなく足付けミスです。

細かい所が全然甘いっすね。気をつけます

 

はい、飛び石の補修とマスキングまで終わらせました。

僕の飛び石の補修方法は、パテで埋めます。

このやり方には賛否両論あり、一般的にはダブルアクションで

広範囲に研ぐのが普通とされていますし、そうする人も多いように思います。

僕も以前はそうしてたんですが、そうするのはちょっと無駄なような気がしたんですよ。

穴だけ埋めて、痩せないように薄めにサフ。コレで十分やろ?って。

これでラウンドというかボコボコになるなら話になりませんが、

穴を埋めたところを痩せさせないように、でも高くならないように

薄くサフを乗せることで、十分行けるようになったんでね。

その方が断然早いですし。

広めに削ってサフ塗って・・・ってしてたら、もう全部剥いでまえや!

ってくらい剥ぐことになるじゃないですか。

ま、キレイに直せるなら、好きな方でやったら良いと思いますけどね。

 

ベース2回乗せ。

ブースの温度が15℃になっていたので、シンナー希釈を20を100%で行きました。

その結果、肌はいいんですが、その代り乾かん・・・。

10分ほど置いてもこんな感じでピカピカで、まだ指触乾燥もしません。

もうええわ!となり(イラチなんで)、ブローガンでぶっ放して乾かしました。

003が入っているので、見事に白ボケしますね。

ブツはなかったんで、この後3回目+ムラ取りを行い

クリヤーを乗せていきます。

 

んん~~~~。おしい!いいんですけどブツが3つほど付いてもうた!

いい肌なんですけどね。

希釈を全部20にしたのは正解で、ムラもきっちり抜けて

いい感じだっただけにもったいなかった・・・・

イオンシャワーマグナムを使いだして、良く言えば

受け面であっても、この程度のブツで済むようになったんですが、

僕が目指すのはノンポリなんでね。これじゃ全然足りないんすよ。

たぶん、根本的にやってることが違うというか抜けてることが

あるんだと思うんすよ。それが何かは検討もつかないんですけどね。

『さっぱり分からん!』

とはこのことっすよ。

でもそこをなんとかしないと、いつまで経っても3流塗装屋なんでね。

もっと考えて作業します。

 

あ~、もう3時前っすね。

Twitterでも上げてますけど、入庫が結構ヤバイんですよ。

泣き言言っても仕方ないんでね、明日も頑張るだけですよ。

ということで今日はココまで。

お疲れ様でした∠(`・ω・´)

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