呑み雑記 自動車塗装日記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 37杯目 段取りと実力

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いちころです。

今、ウチの工場は作業のクルマで一杯で、

実際、工場の中に収まりきらないくらいの入庫があります。

そして、入庫予定ももう見たくないくらいの数があり、

実際の所、仕事に追われているような状態です。

 

・・・こう書くと、何かこう

『うちの工場はこんなにも入庫台数があるんだぜ?フフン(`▽´)』

と、同業者の人が見れば自慢しているように聞こえるかもしれませんが、

実際の所は悲鳴に近いものがあります。

大体、入庫台数なんて人に言うものじゃないですしね。

そんな自慢なんて、聞く方にしたら不快以外の何物でもないですし。

 

じゃ、なんでこんなことを書いてるのかというとね、

自分自身、このままじゃアカンな・・・と最近また危機感を覚えてね。

また独断と偏見で、最近の作業のことを書いていきますね。

 

 

遅い遅い!

僕の今までのノルマは、1日2台塗って

3台目の下準備まで出来てたらとりあえずはOKでした。

先輩も同じだけ塗ったりするので、

工場としては、1日3~4台塗り上がる計算です。

これがうちの大体の生産数なんですね。塗装の。

だから週で言えば20台前後。

もちろん広範囲の塗装が入ればその分、数は減りますが

売上としては同等かそれ以上なので、そこは問題なしです。

 

で、今の現状としたらコレでは足らんのですよ。もっと塗らんと。

今言われてるのは、一人+1台。

 

・・・・・・・いや、コレは無理でしょ。

って言いたいんですが、入庫は待ってくれません。

1台納めて2台持って帰る勢いで増えるので、やるしか無いわけです。

 

『段取りをしっかり決めて、早く仕上げよう!』

なんてのは、言うは易く行うは難しっすよ。

なぜなら、段取りをしっかり決めても、実力以上の作業は出来ないから。

下手したら、急いだ分、ミスすることだって十分ありえます。

そうなったら、余計仕上がりが遅くなって、もうどうにもならん状態になるのは

目に見えてます。

 

じゃ、どうするのか。

その答えは、実は半分見えてるんすよね。

見たくないこと、やりたくないこと。めんどくさいこと。

ココロアタリないっすか?

 

時間=工賃

例えば自分が、1日1台しか塗り上げられないとするじゃないですか。

どれだけ急いでも、コレ以上は無理!って感じで。

で、ここで作業するに当たって大きく2択出来るんですよ。

 

・少しでも早く上げる努力をする

・焦らずマイペースで作業する

 

職人さんで大体多いのは、

『これ以上出来るかっ!』

って怒ってしまって、今までの作業ペースを変えない人ね。

これは年配の人に多く、量よりも仕上がりを重視しているという感じに見えます。

僕も昔はこのやり方がカッコよくて正しいと思っていました。

 

・・・・でもね、今の時代はそんなこと言ってられないんですよね。

仕上がりが良いのはもちろん、速さを重視されるんですよ。

 

じゃどうするのか。

もう、徹底的に無駄を省く努力をするしかないんですよね。

というより、同業者の方なら分かると思いますが

自分の普段の作業の中で、無駄なことってもう結構分かってたりするでしょ?

 

・道具を取りに行く回数

・移動の回数

・手直しの回数

など。

例えばマスキングをする際、どの道具がいるかなんてすぐ分かります。

でも作業してる中で、使い切ったり手元になかったりすることってあるじゃないですか。

作業前にどれだけの量がいるかまで押さえておけば、この回数は必ず減ります。

 

移動の回数もそうで、トイレとか、その他応援に呼ばれる場合とかは仕方ないですが

段取りの中で、先の作業のことを考えてないために、何度も移動することも

よくあることです。

 

そして技術不足。これが1番のムダで時間、材料代、儲けのすべてが吹き飛んでしまい、

会社や仲間に1番迷惑をかける最もダメなことです。

 

こういったことを意識し、作業していると、当然ながら時間に追われるということになります。

『パテ作業に○分、サフは○時までにやって、○分以内に調色、それから・・・・』

っという感じで。

こういったことを、もう当然のようにやっている工場はたくさんあると思います。

時間=工賃 なので当然といえば当然ですよね。

『終わった時間が完成の時間!』

というような考え方は、もうこれからの時代は多分駄目のような気がします。

そのためにも、時間短縮というのは技術向上と同じくらい重要なことですよ。

 

1時間6300円として、3時間で終わる作業をキッチリ3時間使ってたら

儲からんわけですよ。

もっと速く、もっと正確に。

 

言うは易く行うは難し。

こんな言い訳じみたことわざなんてもうガン無視。知るかボケ、と。

僕らはこれを実行してナンボなんすよ。

・・・・ですよね?

 

メモは重要

メモの魔力って本あるじゃないですか。

僕はまだ読んでないんですけど、昔からメモが仕事の役に立つことは

身を持って分かっていました。

例えば、1度聞いたことは2度聞かなくて済むとか。

それと同様に、作業内容もひたすらメモを取ることによって

短縮できることがあるんですよね。

 

例えばさっきも書きましたけど、作業に必要な道具。

これをね、1回メモに書いてちょっと眺めて見るんすよ。

で、それから作業をするとホント、スムーズに作業できると言うか

足りないから取りに行くとかの無駄は結構省けたりするんすよ。

 

他にも、失敗したこととかの反省って、実はもう考えたくないじゃないですか。

『もう気にせんとこう、次頑張ったらええわ』

って。

で、また同じような失敗をしてしまう。

これは仕事には失敗はつきものなので、もうある程度は仕方ないと思います。

でもその失敗の内容ですよね。

コレもメモに書き込むことによって、結構回避出来たりします。

実際、作業中にメモに書いたことがアタマを過るんすよ。

そのミスしがちな作業になった途端、『あ!』って。

これは僕は結構あるんでね、便利というか助かってます。

 

メモを書くことで、実際自分の中で、アタマの中で何が起こってるのかは

詳しくは分かりませんし、人によるかもしれませんけど

僕の場合でいうと、

・ミスしたら嫌なこと

・忘れたくないこと

・注意すべきこと

など、なんかダブってますけど、こういう思わず忘れてしまうようなことが

作業中、結構な割合で思い出したりします。

それこそ、

『おい、おまえコレ忘れてるやんけ』

と誰かに言われるような感覚で。で、

『あ、ホンマや!』

って感じでミスを回避できる。

 

こういったことを繰り返すことによって作業の手直しをなくし

品質を上げることによって時間を短縮させる事ができる。

それこそ、最初は5分とかほんの僅かかもしれませんが、いろんな作業で

この時間短縮を意識することによって、作業を早く終わらせ、次の作業に取りかかれる。

または残業や休日出勤をなくし、体調を整え、自分の時間を作ることが出来る。

 

メモを取り、期間を短縮することは、もう必須です。

 

・・・・・あ、もうとっくにやってるって?

そらすんません(-_-;)

 

まとめ

今回は、結局の所時間短縮のことが言いたかったんですよ。

大きい会社とか、例えば内製化工場とか、町工場で言ったらチェーン店とか。

そういった所なんて、ホント時間管理がスゴイじゃないですか。

ホワイトボードに時間割りが書いてあって、何分以内にどうとか

今日はあと何台とか、ミスったらどうカバーするかとかの段取りとか。

 

僕も2年ほど勤めたことがあるので分かるんですが、

やってる時って、強制的にやらされて、むちゃくちゃ怒られるし

もうやっとれるか!ってなるんすよ。実際辞めましたし。

でも、よくよく考えたら、この方法ってやっぱ必要やと思います。

ダメなんは強制なんすよね。

やらんかったら怒る。怒鳴る。

これをやられると、いくつになっても腹立つし、やる気が削げるんすよ。

 

だから、やっぱ仲間内で相談して、同じ方向をめざすというか

売上を上げるために頑張ろうって、会社の雰囲気をそう持っていけたらね、

強制、矯正されなくても自分で考えてやれると思うんすよ。

実際ウチはそんな感じでやってるしね。

 

そのためにも、時間短縮は絶対必須なんすよ。

作業中の無駄な時間って、自分が思ってる以上に無駄なことが多いんすよね。

その時間を無駄にすることによって、ほんと、すべての作業が後ろにズレる。

仕事もプライベートも全部。

そう思えるかどうか。

ココに危機感を感じれるかどうかが、この業界で生き残れるかどうかの境目だと思うんすよね。

大げさな話じゃなく、ホンマにね。



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