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自動車塗装研究#3 道具を変えれば上手くなるのか?

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いちころです。

職人にとって、道具とはとても大切なもので

仕事の仕上がりを決める重要なものです。

塗装屋にとっては、スプレーガンが命で

僕もそうですが、とても大事にしてる人が多いように思います。

こんかいは、その道具についてちょっと思ったことを書いていこうと思います。

 

道具を変えるとどうなるのか

例えば刃物を扱う人たちにとっては、その切れ味というのは重要だと思います。

切れないものでは仕事がしにくい。そういった意味で。

塗装屋にとってはそれはスプレーガンにあたるんですが、

じゃ、スプレーガンを高価なものに変えると、仕上がりが良くなると思います?

 

例えば、世界で1番普通のガンとして売り出しているkiwamiW101。

これから例えば新型のデビルビスのDV1に変えたとします。

 

kiwamiはカップ付きで1万8千円くらい。

DV1は約7万です。

 

・・・・・これは、多分そんなに変わらないと思います。

ガンを変えることで、ムラなく塗れるようになるのか。

ガンを変えることで、ブツが付かなくなるのか。

ガンを変えることで、垂れなくなるのか。

ガンを変えることで、均一の肌で塗れるようになるのか。

ガンを変えることで、磨き無しで仕上げることが出来るのか。

 

・・・・・・。

ガンを変えることで、何が変わるの?

何も変わらんでしょ?

せいぜい、『塗りやすくなった!』という、気分的なものくらい。

それは、塗料が出る感じが変わり、霧が細かくなったように感じるから。

じゃ、仕上がりはどうですか?

劇的に変わります?

もし変わるなら、それは良いことだと思いますが、

例えば僕で言えば、そんな都合よく仕上がりが良くなることはなかったんすよ。

 

最近購入したkiwamiRT。

コレ自体は素晴らしいガンで、実際、気になっていたムラを少なくすることが出来ました。

でも、完全に消えるわけではないし、なんならムラが出ることだってあります。

例えばコレ。

ハイゼットカーゴのスライドなんですけどね。

これ、右下にムラがあります。

写真ではちょっと分かりにくいかもしれません。

実際、ブース内で見てもちょっと分かりづらいんですが

電気を消して、投光器で光を当てるとちょんバレです。

おそらく水銀灯の下で見れば1発です。

 

これは道具のせいではなく、僕の腕が悪いから起こることなんですよね。

 

道具を変えても無駄?

じゃ、高い道具に変えても無駄なのか?

ということになりますよね。

いい仕事をしようと思って、設備投資しても無駄なのかと。

 

・・・・。

これは人によると思うんですよ。

例えばkiwamiRTは素晴らしいガンですが、

じゃ、誰が塗っても同じような仕上がりになるのか?

極端に言って、

塗装歴1年目の新人と、30年のベテランが同じガンで塗って

同じような仕上がりになるのか?

 

・・・当然、そんな事はありません。

じゃ、その違いは何かと言うと、やはり腕の差です。

上手い人は他のガンとの違いを把握し、使いこなす。

下手な人は何かよく分からない。

 

結局、腕が良くなければ、どれだけ良いガンを使っても

そんなに仕事の質は向上しない、ということが言えると思います。

 

結局は実力がモノを言う

結局、道具の良し悪しは付加価値のようなもので、

自分の実力が高ければ、それに付随して良い成果を出せて、

反対に低い場合は、道具の恩恵を得られない。得にくい。

そういうことです。

 

だからいくら良いガンを使っても、

ムラを抜くことが出来なければ、どのガンを使っても一緒だし

ブツが付くのも、垂れるのだって同じです。

 

じゃ、どうするのかというと、

やはり腕を上げるしか無いという所に帰ってくるんすよ。

道具を使って自分の実力が分かるって、何か皮肉ですよね。

オマエごときに使いこなせるわけ無いやろ!って言われてるみたいでね。

 

まとめ

何でこんな事を書いたかと言うと、

連休明けにDV1が届くんですよ。

僕的に、初のセンターカップのガンで、低中圧用と聞いてます。

ですが今、僕的にいろいろと悩みを抱えていて、

それが果たしてガンを変えて解消されるのかということを

ココ最近作業しながらずっと考えてたんですよ。

で、あんま変わらんな・・と。

 

肌を均一にするのは、ベースの希釈とガンの運び方だし

垂れないようにするのもやはりガンの運び方。

ムラに至っては、経験も混ざってくるので、すべての要素を含むと言えます。

じゃ、ガンは?どれでも一緒?となった時

僕程度の実力でも、そのくらいの違いは分かるんですよ。

でも、そんな仕上がりに違いはない。変わらない。

じゃ、コレは何なん?というと、

どのガンでも同じようにしか塗れない、使えないということで

それは腕が悪い、程度が低いということが言えるんですよね。

 

腕を上げるには、新しいものをボンボン取り入れるだけじゃなく、

自分の欠点を潰していくのが1番いいと思うんですよ。

ガンを変えると、逆にそういった所が浮き彫りになり

自分のダメな所が明確になる。そこを修正する。

道具には、そういった使い方もあるなと、最近になって

やっと気づいた感じです。遅いですけどね。

PDCAをもっと意識せんと。

自分を貶し続けたって、腕なんて上がらないじゃないですか。

色んな方向にアンテナ張って、どんな手を使ってでも

腕を上げる、生き残る。

これからの時代、そうせなアカンと思うんすよね。

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