自動車塗装の日々の試行錯誤の様子や、DIY情報を書いています

自動車塗装 いちころペイント.net

いちころ呑み雑記

自動車塗装 いちころ呑み雑記 62杯目 ディーラーの仕事の良し悪し

更新日:



いちころです。

前に話していたBMWの仕事を受けるという話ですが、

土曜日の夕方、専務が契約に行きました。

おそらく今月辺りからクルマが入ってくると思います。

 

そして1件、コレを機会にディーラーの仕事を断ることになりました。

今回はその話をちょっとしようと思います。

 

とにかく安いディーラーの仕事

『沢山仕事が入ってきて嬉しい悲鳴です~』

といった書き込みをTwitterとかで見ますが、それがディーラーからの入庫だった場合、

正直、仕事量に見合うだけの儲けは見込めません・・というか実際ありません。

それは、ウチの工場もそうで、やたら入ったと思っていても

売り上げを見たら『は?』と思うことが結構あったりします。

 

その理由は、ディーラーのレス率が高いからです。

今はどうか知りませんが、ウチが自営をやっていたとき

マツダのレス率は最終的には5割でした。

工賃10万の仕事が、5万以下。

そら、儲かるわけ無いですよね。

 

今のディーラーのレス率も、6掛けとかだと思います。

それも、店舗によって変わるとかいうウワサも聞いたことがありますが、

この不景気の時代、もう7掛けという強気の営業は出来ないんかなと。

ま、やってるところはあるかもですけどね。

 

そんなレス率でやっていってるディーラーですが、

そうするには理由があるんですよ。それは

出すところはいくらでもあるから、嫌やったら別にええよ。他に出すから

というのがあるからなんですよね。

 

実際、ディーラーの仕事をしていない工場は暇なところが多く、

それは自社で集客出来ないということで、そういう工場は残念ながら

畳むざるをえないというのが現状です。

ボディショップレポートなんかを読んでいても、たまに特集されてますよね。

ディーラーから抜け出さないと生き残れない的な内容のやつ。

 

ところが今回断った経緯を専務から聞いていて、

そこでディーラー側の本音がちょっと聞けたんですよ。

ディーラーと言っても、営業の人なんですけどね。

 

ディーラーにとって都合の良い店が減っている

その本音というのが、自分たちの基準にあった店が減っているということ。

ご存知のように、各ディーラーには内製化工場があります。

ですがこの内製化工場はそんなに工場の数がなく、

その割には仕事数がデタラメに多かったりするので、とにかく納期が遅いのが

ネックだそうです。

僕もマツダの内製化工場を何度も見たことがありますが、

いつも数え切れないほどのクルマの数で、予定を書いてあるホワイトボードには

嫌がらせのように、枠をはみ出して予定のカードを貼っているような状態でした。

 

そんな状態なので、新しく入庫したクルマは、当然ながら1番後ろから順番待ち。

例えバンパー1本でも、1ヶ月以上待つことなんてザラだそうです。

急ぎも何も関係なし。全部順番。

そうなると、当然お客さんからの催促が来ます。

でも、話を聞く営業の人は、現場に早くして!と言うくらいしか出来ず、

でも、それは無理と断られ、頭を抱えることが多いそうです。

 

そこで、僕たちのような町工場に仕事を出したりするわけですよ。

その条件は、

仕事が速い

仕上がりが良い

安い

無理が効く

こんな感じです。

要は、急ぎの仕事を早くきれいに安くやれ!ということです。

コッチとしてはたまったものではないですが、実際にはコレが現状です。

 

ところが、今こういった条件の工場が減っているらしいんですよね。

というのは、ディーラーが頼んでも、工場側が断ってきたり

仕上がりに問題があったりと、出せる工場がだんだんと減ってきてるそうです。

 

もう、断るんやったら別にエエよ的なことは、段々と言えんように

なってきてるみたいですね。

実際、ウチが断った時も、再三に渡って電話してきて

なんとかお願いできませんか~?と言われたそうですが、

申し訳ないですが、と、お断りをしたような感じです。

 

どんな仕事でもそうだと思いますが、安いのを数で行くよりも

高いものをそこそこの数で行ったほうが儲かります。

鈑金塗装も、これからそういう工場が生き残っていくような気がしますね。

自社で集客ができる工場、外車ディーラーや保険仕事で上げる工場。

ウチは後者になりますけど、こういった所じゃないと

これからはしんどくなっていくように思います。

 

正直、国産ディーラーの仕事って、ホント安いんですよ。

今回断った所なんて、ボカシをしたパネルの料金は払ってくれませんでしたからね。

例えば、フロントドアを交換したとしたら、前後パネルをボカすじゃないでか。

本来は隣接パネルは見積もり上、半額貰ったりしますが、それがなし。

ボカすのはそっちの勝手だから、払わん!って。

そら嫌がりますよ。どこの工場も。

 

そんな感じなんで、もう断るべくして断った、みたいな状態です。

 

まとめ

個人で気楽にやるか、規模を大きくするかによって

これからの仕事のやり方は変わって来るような気がしますね。

かくいううちの工場も、僕が入った1年半前なんて

そんなに入庫があったわけじゃないし、仕事の内容も

普通の町工場並でした。

ところが何がキッカケだったのか、コンサルが入ったり

なんやかんやしているうちに、えらいオオゴトになってきて

今のような状態になった感じですね。

 

そこで求められるのはやっぱり技術です。

イチバン厄介なところですよね。

これからもっと精神的に追い込まれることになると思いますが、

なんとか乗り切りたいと思ってます。

その様子はTwitterとかでもアップするので、また見てやってください。

-いちころ呑み雑記

Copyright© 自動車塗装 いちころペイント.net , 2019 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.